寂しいの？ ページ27
「なに、してんのほんと。」
『…平塚くんこそ、なにしてんの。私、びっくりしすぎて心臓止まるかと思ったよ』
「…ごめん、」
平塚くんの腕が離れた時には、空気を読んだのか阿部ちゃん先生はもういなくて、
私の包帯に優しく触れた平塚くんが泣きそうな顔をする
「怪我したの？」
『んー、ちょっと縫った』
「ちょっと縫った、って」
『…泣かなかったよ、私。負けなかったよ、』
えらい？って見上げた先、悔しそうに顔を歪めた平塚くん。
「っ、ごめん。ほんと、ごめん」
『なんで、あやまるの？』
「…なんで助けてって言わなかったの。」
『…だって、私のプリキュア活動休止してたし…』
「っ、バカ！」
今度は優しく抱きすくめられた身体。
もう、泣いていいよって平塚くんの声に、ぷつっと何かが切れる音がして、ポロポロこぼれ始める涙
「そういうつもりで言ったんじゃないのに、ひとりで我慢させてごめん」
『っ、ひらつか、くん』
「ん？」
『た、すけて、っ』
「言うのが遅いよ、バカ」
やっぱり安心する平塚くんの腕の中、
近くを通った看護婦さんが、興奮したら傷口開くでしょ！なんて怒ってるけど、
平塚くんのいない１週間ちょっと、
たまりにたまった色んな毒素を吐き出すかのように溢れ出して止まらない涙は、平塚くんの服に全部吸い込まれていった。
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まけも(プロフ) - アオさん» そうだったんですね！なにも知らずにごめんなさい。更新頑張ってください！応援してます (2020年12月20日 22時) (
レス) id: 497e0e2192 (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - 名無し4992号さん» ありがとうございます！ただいま準備中ですので整い次第公開致します。しばしお待ちくださいませ。 (2020年12月20日 22時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - まけもさん» ありがとうございます！ただいま準備中ですので、公開までしばらくお待ちくださいませ。 (2020年12月20日 22時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - なあさん» ありがとうございます(;_;)引き続き更新がんばります(;_;) (2020年12月20日 22時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
名無し4992号(プロフ) - アオさんの作品とてもだいすきです！！いつも更新をドキドキ待っています！移行してパスワードがかかっているんですがどうしたらいいでしょうか？ (2020年12月20日 22時) (レス) id: 235e220f18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作成日時：2020年12月13日 21時
