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小刻みに震える体を誤魔化すように黎くんにぎゅっと抱きつけば、
大丈夫だよって言うように背中や頭を黎くんのゴツゴツした手が優しく撫でてくれるから、少しだけ安心する
矢「なんかあったかいの飲む？」
『んーん、…もうちょっと、このままっ』
矢「ん。よしよし、寒かったね」
りんちゃんがバタバタと慌てて持ってきたバスタオル。
2階の住居スペースの私物らしいそれは、黎くんの匂いがする
『…いたい』
矢「痛い？どこ痛い？」
『ここ』
心臓あたりのシャツをぎゅっと掴めば、悲しそうに笑った黎くんがわたしの頭をタオルでわしゃわしゃと少しだけ乱暴に拭いてくれる。
濡れたわたしが抱き着いたせいで、黎くんのシャツまでびしょびしょになって色が変わってしまっていて、申し訳ないなって。
ごめんなさいって小さく謝って、体を離したわたしの頭をやっぱりきごちなく撫でる黎くんは、優しい顔をしてわたしを見下ろした
「A？」
『しょ、ま』
パタパタと倉庫の方から焦ったように店内に顔を出した翔馬
わたしの姿を見つけて、おっきな目がこぼれ落ちてしまいそうなくらい目を見開いて驚く
「っなにしてんの、ばか」
ばか、なんて口では言うくせに、心配そうに眉を下げた翔馬は、
震えるわたしの体を見て両手を広げてくるから、今度は、黎くんより小さい翔馬の腕に飛び込んだ。
すきって難しいんだね、翔馬。
小さく息を吸い込めば、黎くんのコーヒーの匂いが鼻をかすめる。
今日は、お家、帰りたくないな、
そんなことを思いながら、翔馬のワイシャツに頬っぺたをくっつけた。
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アオ(プロフ) - もちゃさん» ありがとうございます！続編でも、楽しいをお届けできるよう、更新がんばります(^^) (2020年11月22日 1時) (
レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございます！続編公開致しましたので、ぜひ楽しんで頂けたら幸いです(^^) (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます。続編公開致しましたので、ぜひ楽しんで頂けたら幸いです(^^)嬉しいコメントにお応え出来るよう、続編の更新もがんばります！ (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - S_uchimura**さん» 無事に続編公開致しました！いっぱい感想ありがとうございます(^^)うれしいです！読者様のお声を励みに続編の更新もがんばります！ (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - kisaさん» 続編でも、平塚くん、内村くん共にたくさん活躍させる予定ですので、楽しんで頂けたら幸いです(^^)コメントありがとうございます。 (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作成日時：2020年11月18日 22時
