おやすみ ページ15
「なにひとりでニヤニヤしてんのきもい」
『ちょっと昔思い出してた』
しっかり家族に混ざって夜ご飯まで食べた翔馬は、わたしのベッドでゴロゴロしながらさっき読めなかった漫画の続きを真剣な顔して熟読してて、
かと思えばわたしの顔を見て嫌そうに顔をしかめるから、翔馬の横に寝転がったついでに前髪を上げてむき出しになってたおデコにペシンとデコピンをお見舞い。
「もぉ、狭い」
『わたしのベッドですぅ』
「で？なに思い出してたの？」
『ん？颯太くんとの出会い(笑)』
「うわ、きも(笑)」
『きもって言うなチビ！』
「Aよりおっきいですぅ」
『そんな変わんないもん！』
うつ伏せの翔馬の横に仰向けに寝転がる
なにも考えずにただぼーっとしてられる翔馬の横はやっぱり居心地がいい
「おーい、」
『んぅ、ねむくなってきた、』
「じゃあ俺、湧のとこ行くよ」
『まって、寝るまでいて』
起き上がろうとした翔馬のスウェットの裾を掴んでそう言えば、聞こえてくるのは小さな溜め息
「赤ちゃんか(笑)」
『おちつくの。も、ねれるから…まって、』
「ん、」
一度体を起こして、電気を消してくれた翔馬がまた横に寝転がる気配
ふわふわとした感覚のなかで隣にいる翔馬の体温はやっぱり心地良い。
ちゃんと電気を消してくれるあたりも、やっぱり優しいんだ
『しょ、ま』
「ん？」
『わたし、いつかそうたくんに、もういやって嫌われたらさ』
「うん」
『そしたらさ、しょーま、わたしとけっこん、してくれる？』
「ん(笑)いいよ」
暗がりの中、ふわふわと翔馬に頭を撫でられた感覚がして、
その手に擦り寄れば小さな笑い声が聞こえる
「ほらぁ、はやく寝て」
『う、ん』
「おやすみ、」
翔馬のおやすみってフワフワした声を最後に、夢へと引き込まれていく感覚。
逆らわずに意識を手放せば、今日もぐっすり眠れる気がした。
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アオ(プロフ) - もちゃさん» ありがとうございます！続編でも、楽しいをお届けできるよう、更新がんばります(^^) (2020年11月22日 1時) (
レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございます！続編公開致しましたので、ぜひ楽しんで頂けたら幸いです(^^) (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます。続編公開致しましたので、ぜひ楽しんで頂けたら幸いです(^^)嬉しいコメントにお応え出来るよう、続編の更新もがんばります！ (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - S_uchimura**さん» 無事に続編公開致しました！いっぱい感想ありがとうございます(^^)うれしいです！読者様のお声を励みに続編の更新もがんばります！ (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - kisaさん» 続編でも、平塚くん、内村くん共にたくさん活躍させる予定ですので、楽しんで頂けたら幸いです(^^)コメントありがとうございます。 (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作成日時：2020年11月18日 22時
