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「もぉ〜、危ないよ」
『颯太くん、やっぱりかっこいい』
「ねぇ(笑)話聞いてます？」
肩を掴まれたまま、後ろから覗き込んでくる彼。近付いた顔にときめきが急上昇。
普段はフワフワ何考えてるかイマイチわからないような彼が、たまに見せるこういう男の子らしいギャップに、わたしはもう骨抜きだ。
『…ちゅーする？』
「しないわ！(笑)Aちゃんバカなの？」
『あーあ、残念。』
「はいはい。ほら、もう行こぉ」
背中を押されて、止めていた足を動かせば、また自然と横に並んだ彼。
長い足がちゃんとわたしのペースに合わせて、小さな歩幅を刻むから、やっぱりたまらなく好き。大好き。
そんなことを考えながら、離れた小指をもう一度掴もうと左手を伸ばしかけた時だった、
「そーちゃん」
後ろから聞こえたのは、甘くて少し鼻にかかった高い声。
呼ばれた名前に慌ててわたしから離れて振り向いた颯太くんは、もうわたしなんか見えてないみたいに、その声に駆け寄って、
「ミユ、おはよ」
「そーちゃん髪の毛、後ろ跳ねてるよ(笑)」
「えぇ？？うそぉ(笑)」
伸ばしかけた左手は、変な位置で宙ぶらりんなまま。
肩を寄せてわたしを通り過ぎてくお似合いな背中に、さっきまでときめきでいっぱいだったはずの心がモヤモヤと曇り出す。
颯太くんの、ばーか。
心の中で呟いて、そう彼の背中を睨み付けても、楽しそうな後ろ姿は届かなくて、小さく溜め息を零した。
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アオ(プロフ) - もちゃさん» ありがとうございます！続編でも、楽しいをお届けできるよう、更新がんばります(^^) (2020年11月22日 1時) (
レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございます！続編公開致しましたので、ぜひ楽しんで頂けたら幸いです(^^) (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます。続編公開致しましたので、ぜひ楽しんで頂けたら幸いです(^^)嬉しいコメントにお応え出来るよう、続編の更新もがんばります！ (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - S_uchimura**さん» 無事に続編公開致しました！いっぱい感想ありがとうございます(^^)うれしいです！読者様のお声を励みに続編の更新もがんばります！ (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - kisaさん» 続編でも、平塚くん、内村くん共にたくさん活躍させる予定ですので、楽しんで頂けたら幸いです(^^)コメントありがとうございます。 (2020年11月22日 1時) (レス) id: 72f4fb8b9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作成日時：2020年11月18日 22時
