まだ来たばっか！！ ページ1
『うぅ〜、つかれた』
「ははっ(笑)Aちゃんめちゃくちゃ吹っ飛んでたもんね(笑)」
砂浜にへたりこんだまま動かない私をみてケラケラ笑ってる檜山くん。
約束通り、お昼ご飯を食べたあと海に連れ出してくれた二人だったけど、
こんなにハードに遊ぶなんて聞いてないよって。
でも、なんだかんだ、しっかり楽しんだな。
あと後も浮き輪型のやつとか、ジェットスキーの後ろにも乗せてもらって、泳げないくせにちゃっかり海を満喫した。
「かわこうたちずるい〜」
『翔馬くん！お疲れさま』
「おつかれー！琳寧くんから差し入れだよ」
「やったー、かき氷！めちゃくちゃ喉乾いてた」
エクボを揺らして可愛く喜んでる皇輝くんに、器用に３つかき氷を持ってきた翔馬くんがそれを渡してちょっとだけ唇を尖らす
「俺もAとあそびたいし」
「お前、仕事しろよ(笑)」
パラソルの中に入ってきて、檜山くんが座ってたサマーベッドによいしょって腰掛けた翔馬くんは、皇輝くんが持ってるかき氷に頭からかぶりつくとへらへら笑う
「楽しかった？」
『うん！楽しかった(笑)』
「よかったね(笑)」
上から私の顔を覗き込んだ翔馬くんにそう返せば、目を細めて笑って、私の頭をくしゃってした翔馬くん。
溶けないうちに食べな、って腕を引っ張られて起き上がったけど、砂だらけの私に、汚なっ！！って楽しそうに声を上げる
「ほら、湧が怒ってるよ(笑)」
「えー？」
翔馬くんの肩を叩いた皇輝くんの視線の先、忙しそうなそこで腕を組んでこっちを見てる湧くん。
やべって肩を竦める翔馬くんを笑って、大きくこっちに手を振ってる琳寧くんに頭をペコって下げた時だった、
視界の端に映ったのは、ドリンクを作るうっちーさんの横で、楽しそうにじゃれついてるさっきの女の子の姿で、
トレーに出来上がったカップを乗せたうっちーさんが、彼女の頭を撫でてふわって笑うから、慌てて逸らした視線。
「…気になる？」
『な、なにが！』
「べつに？(笑)」
ニヤニヤしながら耳元でそんなことを言う翔馬くんに、かっと熱くなる気がする頬。
はやくいきなよ！！って背中を押せば、やっぱりニヤニヤしたまま、はぁーいなんて気の抜けた返事をするから、振り返った大きな瞳にべーってしといた。
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ゆう - このお話が大好きで未だに何度も読み返しています。アオさんの紡ぐお話をまた見れる日が来るかは分かりませんが、今でもずっとだいすきなお話です。 (12月25日 15時) (
レス) id: 9b89e968b5 (このIDを非表示/違反報告)
ちぴ - お話終わってしまったんでしょうか？続き気になります＾＾ (2022年8月6日 3時) (レス) @page24 id: d3cdc5c0b2 (このIDを非表示/違反報告)
りぴ(プロフ) - はじめましめ！おはなし一気に読まさせて頂きました。本当に描写も言葉も引き込まれる作品で、この作品の虜になりました！もう更新はされないのでしょうか、、？（ ; ; ） (2022年1月29日 23時) (レス) id: 46981ee839 (このIDを非表示/違反報告)
爽 - 更新ずっと待っていたので嬉しいです！ (2021年11月20日 21時) (レス) @page24 id: 034faa10a9 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 初めまして。更新ずっと待っていました！☺︎アオさんの書くお話が1番好きなのでこれからも楽しみにしています！ (2021年9月19日 22時) (レス) id: 334d2140a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作成日時：2021年2月12日 4時
