良くないよ！！ ページ9
うっちーさんとナギちゃんのおかげで思ったより全然はやく終わった片付け。
ちょっと気まずいなって思ったのに、いくよってうっちーさんに無理やり腕を引かれるまま、海辺で花火をしているみんなの所に連れていかれれば、
「あ、Aー！」
腕をぶんぶん振ってる翔馬くんと、ちょっと気まずそうに俯いてるナミさんたち。
檜山くんたちは申し訳なさそうに眉を下げてて、
「おい、ナミ」
「わ、もう湧押さないでよ！」
「あの、Aちゃん、ごめんね」
『え！いえ、…あの、』
俯いたままそう言うマツリさんと、湧くんに背中を押されてバツが悪そうに私の前に立ったナミさん
「…ごめん」
『いや、全然…え、…あの』
うっちーさんに腕は掴まれたまま、微妙な空気感にどうしていいか戸惑ったままオドオドする私。
肩に腕を回してきた翔馬くんが楽しそうに笑う
「ナミちゃんねぇ、檜山のこと好きだからAに優しくしてんのにヤキモチ妬いたんだって！」
「ちょっと、翔馬！！余計なこと言わないでよ！」
「だからってイジワル良くないよ！！」
「わかってるってば！！」
悪戯に笑う翔馬くんを叩いたナミさんは恥ずかしそうに顔を赤くして、
なんか、ちょっと可愛い
「あの、ほんとにごめんなさい…」
『…巨大しらすパフェ』
「しらす…？」
『は、はい！パンフレットで見たんです！あの、駅前の』
「あー、あれ」
『食べたいんですけど、２人以上からって書いてあって、…その、一緒に行ってくれませんか…？』
バツが悪そうに頭を下げてしまったままのナミさんに、なんて言えばいいのかわからなくて、
頭に思いついたそれを口にすれば、ポカンって顔で私を見るナミさんたち
『ああ、あのナギちゃんとかも、よかったら、…みんなで、』
「…ははっ(笑)あれ食べたいって言う子はじめて見たんだけど(笑)」
「行こう(笑)お詫びにあたしたち奢る！」
『え！いや！それは申し訳ないので』
おかしそうにお腹を抱えて笑い始めたナミさんたちに、よかったって。
ニコニコしながら私の肩を叩いたナギちゃんも嬉しそうに頷くから、
やっぱりみんないい人じゃん。
優しく離された腕、視線を感じて斜め上を見れば、鼻で笑ったうっちーさんに頭を撫でられた。
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ゆう - このお話が大好きで未だに何度も読み返しています。アオさんの紡ぐお話をまた見れる日が来るかは分かりませんが、今でもずっとだいすきなお話です。 (12月25日 15時) (
レス) id: 9b89e968b5 (このIDを非表示/違反報告)
ちぴ - お話終わってしまったんでしょうか？続き気になります＾＾ (2022年8月6日 3時) (レス) @page24 id: d3cdc5c0b2 (このIDを非表示/違反報告)
りぴ(プロフ) - はじめましめ！おはなし一気に読まさせて頂きました。本当に描写も言葉も引き込まれる作品で、この作品の虜になりました！もう更新はされないのでしょうか、、？（ ; ; ） (2022年1月29日 23時) (レス) id: 46981ee839 (このIDを非表示/違反報告)
爽 - 更新ずっと待っていたので嬉しいです！ (2021年11月20日 21時) (レス) @page24 id: 034faa10a9 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - 初めまして。更新ずっと待っていました！☺︎アオさんの書くお話が1番好きなのでこれからも楽しみにしています！ (2021年9月19日 22時) (レス) id: 334d2140a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作成日時：2021年2月12日 4時
