侍/紅一点/暴れ馬/えっちなやつ ページ7
「えええ、ananのグラビア？Aが？！」
「うん。ほら」
楽屋中に何冊か散らばってる雑誌の表紙。
驚く克樹の前にぐい、っと突きつければ更に驚いた顔をする
「…ひとりで表紙だって。特集まで組んでもらってさ」
正直悔しい。
恥ずかしかったから誰にも言えなかったって、顔を真っ赤にして朝イチ楽屋に飛び込んできた彼女は表紙のそれを乱暴に机の上に置くとそのままHiHiの楽屋に逃げ込んで行った。
「…だからずっとご飯食べてなかったんだ」
「今日は朝からHiHiの楽屋でモリモリお菓子食べてるよ」
雑誌を手に取った克樹を横目に目の前のページをペラペラと捲る。
普段は男勝りで頭おかしいし、女なんて感じさせないくらいパワフルで騒がしくて、
本人もなるべく女性を感じさせないようにと普段から意識してるからこそ、
「…こんなカオ見た事ねぇ」
「ね！めちゃくちゃ綺麗じゃんA。ちゃんと女性って感じ」
露出度の高い格好のAが見たことのない表情でカメラを睨み付けてる姿は、正直俺の知らないあいつの姿で。
悔しい、悔しいけど、なんかめちゃくちゃ綺麗だし勝手に負けたような気分になる
「え！誰これ、A？！」
「うん。大光も読む？」
楽屋に入ってくるなり俺の手元に釘付けの大光にまた転がってた雑誌を渡せば
やべーすげーとか言いながらページを捲るから思わず笑った
と思ったら俺の手の中から消えた雑誌
「あ、矢花」
「大光の教育によろしくないので回収します」
「あ！まだ俺見てたのに！」
「ダカさんも見なくていいです。」
克樹の手の中からも抜き取られたそれはご丁寧に矢花の胸元へと収まって、散らばっていた分まできちんと回収されていく
「でもあいつめっちゃ貧乳だ、っ痛！！」
「黙りなさい。見るんじゃないよ」
抱えた雑誌の山で大光の頭を叩いた矢花は大光の手からもしっかり回収したあと、何故か重ねたその雑誌を座布団がわりに椅子に腰掛けた
「…矢花って意外と独占欲強いタイプなんだね」
「嶺亜くん、うるさいっす」
少しだけ赤らめた顔を隠すように、乱暴に耳に差し込んだイヤホンをしたまま机に突っ伏した矢花。
なんかこんな光景珍しいな、なんて思いながらも、ニヤニヤと上がってしまう口角は隠せそうにありません。
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アオ(プロフ) - 夜月さん» コメントありがとうございます！何度も読み返していただけているとは！とても嬉しいです(*^^*)作者も矢花くん大好きなので、これからも更新がんばります！ (2021年9月16日 15時) (
レス) id: eaedf0312e (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - S_uchimura**さん» お久しぶりでございます！私の方こそだいぶお久しぶりになってしまい申し訳ございません( ; _ ; )もうお話も見ていないかもしれませんが、読者様からのコメントにはいつも元気をもらっておりました。ありがとうございます( ; _ ; ) (2021年9月16日 15時) (レス) id: eaedf0312e (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - りりさん» コメントありがとうございます！そんな風におっしゃっていただけて光栄でございます( ; _ ; )作者も矢花くん大好きなのでこれからも更新がんばりますね。 (2021年9月16日 14時) (レス) id: eaedf0312e (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - アオさんの書く矢花くんかっこよすぎます！大好きすぎて何回も読み返してます笑更新頑張ってください！！ (2021年6月13日 3時) (レス) id: 0f8f64375a (このIDを非表示/違反報告)
S_uchimura** - アオさーん！お久しぶりです、覚えておられますか？？長らく顔出せなくて申し訳ないです(汗)アオさん、うっちーくんお好きですねいや私も大好きなんですけど、アオさんの書くうっちーくんのお話が大好きすぎるんです、、これからたくさん顔出すので、楽しみにしてます (2021年4月16日 22時) (レス) id: 33c3e53d29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作成日時：2021年1月28日 0時
