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「あ！Aママのからあげじゃん！もーらいっ」
「あぁー！わくちゃんのばか！！」
「お前がノロノロ食ってるのが悪いんですぅ」
「Aママのからあげまじうまいよね」
「…しょーまにも、あげるっ」
湧にからあげ取られてちょっと泣きそうだったくせに、
俺の言葉にちょっぴり顔を赤くしながらポイって、俺のお弁当箱にからあげを放り込むA。
そーいうとこはちょっと可愛いな、なんて思ったりしなかったりして。
お返しに黙ったままAのお弁当箱にポイってした食べかけのハンバーグ。
ぶっきらぼうにありがとうって言うAの頬っぺたはやっぱりちょっと赤くて、
それを見た湧が口を手で押えながらニヤニヤしてる。
「そーいえば！アイちゃんが翔馬からの返信遅いって、落ち込んでたよ！」
「えぇ〜？」
「駆け引きなんかしても無駄だからね！ちゃんと返さないと女の子は寂しいんだよ！せっかくあの可愛いアイちゃんが翔馬にわざわざ連絡くれてるんだから、勿体ぶらずにちゃんと早く返さないと！」
「…うるさいなぁ」
別に勿体ぶってるわけじゃないし、俺駆け引きとか出来ないタイプだし、
アイちゃん、確かに可愛いけど別にポンポン会話するほど仲良いわけじゃないんだもん。
いちいちうるさいなぁ、なんて
やっぱりちょっと不機嫌そうなAを見ながら口に放り込んだからあげ。
あ、めっちゃうまい。
「女の子にはね、ちゃんと優しくしなきゃだめだよ！」
「はいはい」
わざとらしく肩を竦めたAは呆れた様な表情を零すけど、
その向こう側に見える瞳の奥はやっぱりちょっと泣きそうで、
ほんと、素直じゃないなぁ。
「あ、そーいえばデート誘われた」
「は？！お前が？アイちゃんに？！」
「うん。映画行こうって」
「うっわ！！まじかよ！！」
俺の肩を揺すって騒いでる湧を横目に、急に目が泳ぎ出したA。
「へ、へぇ！よかったじゃん、翔馬のくせにアイちゃんとデートできるとか、！」
「…Aはいーの？」
「な、なにが」
「だから、ひらつがアイちゃんとデート行っちゃっていいの？って」
「そ、んなの…いいに決まって、るし…アイちゃん、ほんとに翔馬のこと好きって、」
「…ふーん」
泣きそうなAにそう返せば、湧にペチンと叩かれた頭。
行かないでって言われたら辞めようと思ったのにな、なんて
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アオ(プロフ) - 夜月さん» コメントありがとうございます！何度も読み返していただけているとは！とても嬉しいです(*^^*)作者も矢花くん大好きなので、これからも更新がんばります！ (2021年9月16日 15時) (
レス) id: eaedf0312e (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - S_uchimura**さん» お久しぶりでございます！私の方こそだいぶお久しぶりになってしまい申し訳ございません( ; _ ; )もうお話も見ていないかもしれませんが、読者様からのコメントにはいつも元気をもらっておりました。ありがとうございます( ; _ ; ) (2021年9月16日 15時) (レス) id: eaedf0312e (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - りりさん» コメントありがとうございます！そんな風におっしゃっていただけて光栄でございます( ; _ ; )作者も矢花くん大好きなのでこれからも更新がんばりますね。 (2021年9月16日 14時) (レス) id: eaedf0312e (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - アオさんの書く矢花くんかっこよすぎます！大好きすぎて何回も読み返してます笑更新頑張ってください！！ (2021年6月13日 3時) (レス) id: 0f8f64375a (このIDを非表示/違反報告)
S_uchimura** - アオさーん！お久しぶりです、覚えておられますか？？長らく顔出せなくて申し訳ないです(汗)アオさん、うっちーくんお好きですねいや私も大好きなんですけど、アオさんの書くうっちーくんのお話が大好きすぎるんです、、これからたくさん顔出すので、楽しみにしてます (2021年4月16日 22時) (レス) id: 33c3e53d29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作成日時：2021年1月28日 0時
