3話 ページ4
ライブが始まって直ぐに、さかたんと目が合う。最高にカッコよくて、しゃがみながらファンサをくれる、さかたん。
『はぁ…最高…♡』
周りの同担なんてどうでもいい私には、さかたんしか居ない…本気でそう思えるから、本気で推してる。
どれだけ嫌な、オジサン相手でも推しの為なら笑えるしお金を稼げる。
いつか、さかたんみたいな彼氏が出来たらパ○活は辞めるだろうけど…多分、辞めれると思うけど。
(そうしたら…さかたん推せなくなるのかな?)
毎回、毎回ファンサをくれる。さかたんと付き合えたらどれだけ幸せかと何回も考えた、Twitterはフォロバ貰ってるし、DMも偶になら話してる…。
でも、それ以上は行かない…。
古参だからって繋がれるわけじゃない、もっと努力が足りないんだ、だからもっと努力する。
「好き…大好き…」
目が合う度に恋に落ちてく、他のメンバーも良いのかも知れないけど私には、さかたんしか目に入らない。
「…最高だった」
缶バッジをライブ終わりに20個追加して買いながらも、余韻に浸る、本当に私の推しは最高だ。
「あ、お疲れ様しないと」
帰宅途中で慌ててスマホを開いてDMを開く。
みあてゃ@坂田家お疲れ様!今日も最高だった!♡
今は、打ち上げだろうからDMをそっと閉じてから家へと帰宅、直ぐに自撮りをしてからメイクを落としてTwitterを確認する。
通知の大抵は、私に対するアンチだけど、私は今日も懲りずに自撮りをアップする。
可愛い私を見て、絶望して欲しいから。
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シオン - 強い!でも、ネットに限らずこういう生き方(自分で自分を愛する)って大事ですよね。私も自分の顔は好きではないけど楽しんで生きているその生き方は好きだから人生やっていけてると思ってますし…自分への考え方って大事ですよね! (2022年10月24日 18時) (レス) @page5 id: 3ff5e2db98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プリンター | 作成日時:2022年10月21日 18時