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今のわたしを嘘っぱちだとは思わない。けど、本当のわたしはどこか隅っこで1人泣いているような、そんな感覚に突然陥るのだ。
ずっとずっと、解決しない。
わたしはあの人を消化できないまま。
そんなくだらないことで悩んで、いまだに恋人の1人も作れないなんて、ばかみたいで、がっかりされてしまうんじゃないかと不安だった。
みんなのなかの私が壊れちゃった時、それが一番怖かった。
「何言ってんの、みんな変わんないよ」
「…ほんと？」
「当たり前じゃん、むしろもっとAのこと好きになったよ」
好き。
落とされた言葉に耳を塞ぎたくなる。
嬉しいのに、呪いの言葉みたいだ。
「俺さ、」
「…うん」
「Aに真剣に好きっていうの、怖かったんだよね」
わかる、わかっていた。
てっちゃんが関係を崩さないように、へらへらとふざけて接してくれていたこと。
分かっていて、私はそれに甘えていた。
「でも、これからは言うよ。俺はAのこと、本当に好きだよ」
「てっちゃん、」
「そんな怯えたような顔しないでよ、大丈夫だよ、A」
その好きを受け入れてしまったら、離れていかない？あの人みたいに、
口が動かない。
てっちゃんの優しさがひしひしと伝わってくる。
どうにか私を安心させようと、穏やかに笑うてっちゃん。
「A、俺だけじゃないよ。みんなAのことめちゃくちゃ好きだよ」
「…」
「俺たちのことは、信じてよ。絶対にAのこと傷付けない」
ほんとうに？
音にならない声を落とすと、てっちゃんはゆっくり私を抱きしめた。
優しくて、あったかくて、でも、あの人のことを思い出した。最低だ、わたしは、ずっと、あの人に選ばれたかった。大不正解だ、こんなわたし。
「Aがどんなにワガママになったって、ダメになったって、俺たちはAがAであるだけで、それでいいよ」
「てっちゃん、」
「だから我慢しないで、寂しいって言ってよ」
「…ずっと、」
「うん」
「ずっと、寂しかった、あの日から」
「うん」
「わたしなんかもう、だめなんだって、」
「そんなこと絶対にない」
「てっちゃん、わたしもみんながすき」
「…うん、」
「みんなに、会いたい」
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定期入れ(プロフ) - はるよさん» コメントありがとうございます！◎あのニコニコしたりょうくんに陰ながらめちゃくちゃやきもきされたい欲が滲み出た文になっちゃってます（ ; ; ）（笑） (2019年7月15日 15時) (
レス) id: 671b98a10b (このIDを非表示/違反報告)
はるよ(プロフ) - いつも楽しく拝見しております。私はりょうくん落ちを希望致します！過保護なりょうくん、、是非付き合ってほしいです！よろしくお願い致します。 (2019年7月14日 21時) (レス) id: 232a961ca6 (このIDを非表示/違反報告)
定期入れ(プロフ) - 怜さん» こちらこそありがとうございます！（＾Ｏ＾）◎そうなんです、りょうくん、正直めちゃくちゃ書きやすいんです（笑）コメント本当にありがとうございます！ (2019年7月11日 11時) (レス) id: 671b98a10b (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 定期入れさん» わざわざありがとうございます！ あの溺愛っぷりを見てるとりょうくん落ちがいいです…けど他の方が仰ってるようにともやんもみてみたい…笑 (2019年7月10日 20時) (レス) id: 291ffdfed4 (このIDを非表示/違反報告)
定期入れ(プロフ) - なさん» コメントありがとうございます！更新遅くて申し訳ないです（ ; ; ）ともやん推し嬉しいです◎ (2019年7月10日 9時) (レス) id: 671b98a10b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：定期入れ | 作成日時：2019年3月17日 17時
