6(To side) ページ8
「わーい!イン岡崎!!!」
リビングに入るやいなやお待たせ〜!と万歳をしてはしゃぐA。後ろからぞろぞろと夕闇のメンバーもお世話になりまーすなんて入ってきた。
今日は待ちに待った日。やっとAと会える日。
「としみつくん!!おひさしぶり!!!」
ぱあっと笑って ハイタッチを求めてくるA。その姿が子どもみたいで思わず吹き出す。
「なに!」
「いや、テンションたけぇなって」
「そりゃそうでしょうよ!何ヶ月ぶりよ!」
ほら!としつこく手を突きつけてくるので、渋々ハイタッチにこたえる。Aはさらににっこりと笑って、次にりょうのもとへと駆け出す。
ひとりひとりとハイタッチをして、今日からよろしくお願いします!と深々と頭を下げるA。
それに続けて小柳がバカでかい声で「おねしゃーす!」なんて言うもんだから、てつやが嬉しそうな顔で応える。
「しばゆーは明日来るの?」
「うん、だから撮影は明日ね」
「あれー、こやさん着いたらすぐ撮影するって言ってたのに」
「俺はてつやくんからそう聞いたんだけど」
俺は知っている。
てつやがAたちに早く来て欲しくて、撮影が延期になったことを伝えなかったんだ。前回夕闇だけが来た時も同じようなことがあったけど、今回はしっかりと故意である。サイテーだ。
でもそのおかげで一泊増えたわけだから、ありがとうとこっそり思っておく。
「てっちゃん、またそういうことする。ホウレンソウできるようになれって言ってるよね?」
「…ただのごめん」
「でも一泊増えたからそれは嬉しいけどね!今日はいっぱい遊ぼー!」
相変わらずしっかり怒るし切り替えも早いなあ。俺もよく遅刻をするけど、Aはそのたびにしっかり怒って、でもすぐにぱっと笑顔に戻って何事もなかったみたいに笑いかけてくれる。
「てつやがまたやらかしました〜」
「なに、サブチャン?」
「あ、夕闇とAが遊びに来てます」
りょうがさらっとカメラを回す。てつやがしたことを一通り話して、そこから少しの雑談。
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定期入れ(プロフ) - はるよさん» コメントありがとうございます!◎あのニコニコしたりょうくんに陰ながらめちゃくちゃやきもきされたい欲が滲み出た文になっちゃってます( ; ; )(笑) (2019年7月15日 15時) (レス) id: 671b98a10b (このIDを非表示/違反報告)
はるよ(プロフ) - いつも楽しく拝見しております。私はりょうくん落ちを希望致します!過保護なりょうくん、、是非付き合ってほしいです!よろしくお願い致します。 (2019年7月14日 21時) (レス) id: 232a961ca6 (このIDを非表示/違反報告)
定期入れ(プロフ) - 怜さん» こちらこそありがとうございます!(^O^)◎そうなんです、りょうくん、正直めちゃくちゃ書きやすいんです(笑)コメント本当にありがとうございます! (2019年7月11日 11時) (レス) id: 671b98a10b (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 定期入れさん» わざわざありがとうございます! あの溺愛っぷりを見てるとりょうくん落ちがいいです…けど他の方が仰ってるようにともやんもみてみたい…笑 (2019年7月10日 20時) (レス) id: 291ffdfed4 (このIDを非表示/違反報告)
定期入れ(プロフ) - なさん» コメントありがとうございます!更新遅くて申し訳ないです( ; ; )ともやん推し嬉しいです◎ (2019年7月10日 9時) (レス) id: 671b98a10b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:定期入れ | 作成日時:2019年3月17日 17時