シツコイ ページ13
「北斗さあんっ」
また来た。
撮影が始まったあの日から彼女のしつこさが変わることはなく、むしろ日に日に酷くなっていった。
連絡先こそ聞かれないものの撮影以外でも俺の望む距離感を無視してどんどん距離を詰めてくる。
「すいません、ちょっと用事があるので。」
「ええ、もうちょっとお話していたかったなあ。」
ぷっくりと頬を膨らませ、上目遣いで見られるが生憎俺の好みではないため色仕掛けは通用しない。
まあ樹や慎太郎なら鼻の下伸びまくってたと思うけど。
特に呼ばれた用事もなかったけど�盒兇気鵑剖瓩鼎い討い�。
「お疲れ、�盒兇気鵝�」
「お疲れ様です。撮影は？」
「いまは俺じゃないからね。ちょっと休憩中。」
ふう、と息を吐いて彼女の隣に立つとすっと伸びてきた手には俺がいつも飲むコーヒーが握られていた。
「これ、どうぞ。」
「ああ、ありがとね。」
それを受け取り、キャップを回したところで誰かからの視線に気づいた。
辺りを見回すと、さっきの女優さん。
漆戸さんまではいかないが整った顔立ちをしているのに、その顔はいま鬼のような形相に変わっていた。
鋭い目つきでこちらを睨みつけている。なんだ、あれ。
あ、気づいた。
俺が見ていることに気づいた彼女は瞬間、笑顔に切り替わった。
何だあれ、スイッチでもついてんのか。
「松村さん？もしかして、お茶の方がよかったですか？」
「いや、ちょうどコーヒー飲みたかったから。」
「そうですか。あの女優さんって確か浜名ユーリさん、ですよね。」
話題を変えるように�盒兇気鵑蕨辰兄呂瓩拭�
そうか、そんな名前だったか。
興味のない人物ほど覚えられない俺は初耳のような反応になってしまった。
それが�盒兇気鵑傍い鼎�れてしまい、少し怒られてしまったのは言うまでもないだろう。
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ミスト(プロフ) - めちゃんさん» コメントありがとうございます。返信遅くなってしまい、すみません。他担の方にも楽しんでいただけてとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年8月23日 21時) (
レス) id: 8f2ed3f874 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - くま。さん» コメントありがとうございます。返信遅くなってしまい、すみません。ご心配ありがとうございます！頑張ります！ (2020年8月23日 21時) (レス) id: 8f2ed3f874 (このIDを非表示/違反報告)
めちゃん(プロフ) - いつも更新有難うございます。スト担じゃない私ですが、面白いと思います！体調には気を付けてくださいね〜！！ (2020年8月19日 22時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
くま。 - 沢山更新されていて嬉しいです！でも無理なさらないでください！！これからも楽しみにしてます(^-^) (2020年8月18日 20時) (レス) id: 8ad60fd805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト | 作成日時：2020年8月16日 0時
