頼もしい背中と恐怖 ページ8
「ったく…あんたも本当に懲りないわよね？」
「本当！こうして嫌がらせされるって知っときながら来れるってどんなメンタルしてんのかしら。」
顔に出てないだけで結構キツイわ。
でもここでやめて、とか言ったら調子乗るのあんたらだろ。
それに、もし仮に私が行かない日があったとしても嫌がらせは終わらないんでしょ？
あー、嫌だ嫌だ。早く終われこんなこと。
「あんたって、いつも汚いから綺麗にしてあげるね？」
「ちょ、流石にそれはやばいって、」
「うるさいわね、黙ってなさいよ！」
北斗のことが好きであろう人が、私に向けたのは花壇のホース。
それで私を濡らそうという魂胆らしい。
もう帰るだけだし、それで終わるならそうしてくれ。
そう思ってぎゅっと目を瞑った。
「っ、きゃああ！」
でも予想していた冷たい水は私に飛んでこないで、代わりに悲鳴が聞こえた。
恐る恐る目を開けると、数人の女子になにか液体が掛かったようだった。
なんか、甘い匂い…？
「冷た、何すんの、よ…」
鬼か、ってくらいの血相で上を見上げると固まった先輩。
その視線を追うように私も上を見上げる。
「あ、ごめん。
Aちゃん見かけたから声掛けようとしたらジュースこぼしちったわ。」
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るん(プロフ) - コメント失礼します。すごく好きな作品です！更新楽しみにしてます！！ (2020年4月26日 23時) (
レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - meggieさん» ありがとうございます！私もこんなお兄ちゃん欲しかったです(泣) (2020年4月19日 1時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
meggie(プロフ) - お疲れ様です！私も北斗くんのような兄が欲しかったです！妹想いだけど、ツンデレなところがすごく好きです。 (2020年3月25日 14時) (レス) id: 4d00454950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト | 作成日時：2020年3月11日 21時
