裏と本音 ページ47
「松村ちゃーん！」
「佐藤さん、」
おはよー！と、とびきりの笑顔で私を呼んでくれた佐藤さん。あの日以来、何か一緒にいることが多くなった。
体育のときのペアではいつも1人残されてたけど、最近は佐藤さんのグループが誘ってくれるようになった。
休み時間も慎太郎くんやジェシーくんと話していると、佐藤さんも参加するようになった。
いつものメンバーに1人加わってとさらに賑やかになり、楽しいな、って思ってるけどジェシーくんの顔はどこか複雑そう。
まあ、私が話しかけるといつもの彼なんだけど。
「次の授業の宿題忘れちゃったから、見せて欲しいの！お願い！」
「ふふ、仕方ないなあ…はい。」
数学の青いノートを取り出して佐藤さんの手に渡す。
そういえば昨日も英語のノート貸したなあ。
部活でも催し物を出すらしくて忙しいだろうし、これくらい仕方ないよね。
「…なあ、A。」
「どうしたの？」
「またノート貸したの？」
「うん、忘れちゃったらしいから！」
「前も貸してなかった？」
「うん？そうだけど…」
「なあ、あの、」
「ジェシー！ちょっと来いよー！」
何かを言いかけてたジェシーくんだけど、誰かに呼ばれてしまいそっちへ行った。
あとから、何を言おうとしたの？と聞いても忘れちゃったと濁されるだけだった。
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るん(プロフ) - コメント失礼します。すごく好きな作品です！更新楽しみにしてます！！ (2020年4月26日 23時) (
レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - meggieさん» ありがとうございます！私もこんなお兄ちゃん欲しかったです(泣) (2020年4月19日 1時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
meggie(プロフ) - お疲れ様です！私も北斗くんのような兄が欲しかったです！妹想いだけど、ツンデレなところがすごく好きです。 (2020年3月25日 14時) (レス) id: 4d00454950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト | 作成日時：2020年3月11日 21時
