衣装と友人 ページ45
「お、いいじゃん！」
「北斗もそうだけど、Aも和装似合うと思ってたんだよなあ。」
文化祭まで2週間を切った。
衣装が出来上がったらしく、今日は試着の日。
出来上がったそれに着替えると真っ先に2人が褒めてくれた。
少し恥ずかしくなって下を向くと、誰かが私の肩
に手を置いた。
「やっぱ似合うでしょ。」
「佐藤さん、ありがとうね。」
「何言ってんの、文化祭成功のためじゃない！」
「流石佐藤じゃん。」
私の衣装を作ってくれたのは佐藤さん。
運動部で女子力も高い彼女はとても活発な子で、よく友達と騒いでるのを見かける。
慎太郎くんに褒められた佐藤さんは、少し頬を赤らめていた。
あれ、これってもしかしてさ
「なあA、ちょっと。」
「ん？」
ジェシーくんに呼ばれ、傍に移動すると私の身長に合わせて屈んでくれた彼は私の耳元に口を近づけた。
「佐藤、慎太郎のこと好きだよな。」
それだけ言って、すっと離れたジェシーくん。
だけど顔はいつもよりずっと近くにあって、恥ずかしい。
だからそれを隠すように、何度か頷いた。
「え、なにたろぴに隠しごと？！
もう、許さないわよっ？」
ぷりぷりと怒るふりをする慎太郎くんは、だいぶ鈍いみたいでさっきの佐藤さんの表情は気にもとめてないらしい。
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るん(プロフ) - コメント失礼します。すごく好きな作品です！更新楽しみにしてます！！ (2020年4月26日 23時) (
レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - meggieさん» ありがとうございます！私もこんなお兄ちゃん欲しかったです(泣) (2020年4月19日 1時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
meggie(プロフ) - お疲れ様です！私も北斗くんのような兄が欲しかったです！妹想いだけど、ツンデレなところがすごく好きです。 (2020年3月25日 14時) (レス) id: 4d00454950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト | 作成日時：2020年3月11日 21時
