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「あのさ、A。俺の話も聞いてくれる？」
「…ん、なに。」
北斗は気を紛らわせようと違う話をしてくれた。
最近は志望大学にも行ける判定を受け、あとはいまの学力を維持するだけだってこと。
樹くんは優吾くんのお店で働くってこと。
大我ちゃんがカップラーメンを作るのに失敗したこと。
優吾くんが新作のケーキを作ったからまた食べて欲しいって言ってたってこと。
そして最後に、
「俺さ、いまめっちゃ有栖川にアプローチされてんだよね。」
「え、」
「でも俺一切好きじゃねえし、むしろ嫌いだし。あんな事あったのに好きとかある訳ないし、あいつの頭ん中に花生えてんのかな。」
有栖川、と聞いて頭に出てくるのは中学のときのこと。
私をいじめて楽しんでた女。
私の大っ嫌いな女。
「でも、有栖川って違う高校じゃないの…？」
「あー、なんか転校してきたんだと。」
「てかなんで北斗？」
「知らね。樹にアピールして尽く振られたからじゃね？」
「ああ…。北斗、顔はいいもんね。」
「おい。」
「取り柄顔だけだもんね。」
「おい。」
「性格悪いけど。」
「それ以上言うな？俺結構心ズタボロよ？」
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るん(プロフ) - コメント失礼します。すごく好きな作品です！更新楽しみにしてます！！ (2020年4月26日 23時) (
レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - meggieさん» ありがとうございます！私もこんなお兄ちゃん欲しかったです(泣) (2020年4月19日 1時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
meggie(プロフ) - お疲れ様です！私も北斗くんのような兄が欲しかったです！妹想いだけど、ツンデレなところがすごく好きです。 (2020年3月25日 14時) (レス) id: 4d00454950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト | 作成日時：2020年3月11日 21時
