重いと想い ページ38
近くの公園へ移動し、ベンチに腰掛けた私たち。
慎太郎くんの過去の話が終わると、胸が苦しかった。
2人にそんな過去があったなんて知らなかったし、何よりジェシーくんが酷すぎる振られ方してるのにまだ好きだってことを知ってしまったから。
きっと、ジェシーくんが夢中になるくらい可愛くて、完璧で、素敵な人なんだろうな。
それに対して私はなんだ。
容姿が整ってるわけでも、性格がいい訳でもない。
いまだって、心のどこかでジェシーくんを振ってくれてありがとうって思ってる自分がいる。
最低。これじゃ、まるで
『あんたみたいなブスに彼氏なんか出来るわけねえだろ！』
『鏡見てこいよ！どんだけ酷い顔してるか自覚した方がいいって。』
「…A？」
まるで、あの女と同じじゃないか。
人の彼氏に嘘吹き込んで、別れさせたら自分のものにする。
自分第一で考えてる、あの女と、
「A！聞こえてる？！」
「わ、ちょ、聞いてる、聞いてるから！」
ぐわんぐわんと視界が揺れる。
力加減を知らない慎太郎くんが私の肩を自由自在に揺すっているから。
「ね、ちょ、すと、ストップ！」
「ええええ、わ、ごめん！！」
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るん(プロフ) - コメント失礼します。すごく好きな作品です！更新楽しみにしてます！！ (2020年4月26日 23時) (
レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - meggieさん» ありがとうございます！私もこんなお兄ちゃん欲しかったです(泣) (2020年4月19日 1時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
meggie(プロフ) - お疲れ様です！私も北斗くんのような兄が欲しかったです！妹想いだけど、ツンデレなところがすごく好きです。 (2020年3月25日 14時) (レス) id: 4d00454950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト | 作成日時：2020年3月11日 21時
