昔話と俺たち ページ35
side Shintaro
俺には同じ年齢の幼馴染がいた。
可愛らしい自慢の幼馴染は、男女関係なく人気者で俺と話す時間も次第に減っていった。
頭の良かった幼馴染は、中学受験をしたらしく俺とは違うところへ入学した。
でも会おうと思えばすぐ会える距離にいたし、完全に話さなくなったわけじゃないから気にしてはいなかった。
そして中学二年の夏、事は動き出した。
部活のハードな練習が終わり、家に向かって走って帰っていたときのこと。
今日の夕飯なんだろ、って呑気に考えていた俺。
何故か分からないけどその日、俺は滅多にしない近道をしようと暗く狭い裏路地を進んでいた。
そしてそこで見てしまったのだ。
『っ、ぇ』
地面に踞る女の子。
その子の髪をぐっと握り、悪魔のような笑みを浮かべる幼馴染。
そこからのことはあんまり覚えてないけど、あいつと距離を取り始めたのだけは覚えてる。
そして半年くらいの月日が流れた。
俺も部活が忙しくなり、前ほど会うこともなくって、俺の記憶からその出来事も消えかけていたとき。
『ねえ、慎太郎。私の彼氏紹介するね！』
『初めまして、ジェシーです。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 455人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るん(プロフ) - コメント失礼します。すごく好きな作品です！更新楽しみにしてます！！ (2020年4月26日 23時) (
レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - meggieさん» ありがとうございます！私もこんなお兄ちゃん欲しかったです(泣) (2020年4月19日 1時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
meggie(プロフ) - お疲れ様です！私も北斗くんのような兄が欲しかったです！妹想いだけど、ツンデレなところがすごく好きです。 (2020年3月25日 14時) (レス) id: 4d00454950 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミスト | 作成日時：2020年3月11日 21時
