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私の一声で大人しくなる年上組。
最初から大人しくしてくれ、全く。
「…よし、終わり。」
「ありがとうー、優吾くん。」
「いいえ。じゃあ…な？」
優吾くんの素晴らしい笑顔も、悪魔の笑みに見えてしまう。
ニコニコと笑う彼の指差した先には、北斗。
話してこい、って意味なんだろう。
長年一緒にいるせいで喋らなくても分かるのが、いまは辛い。
けれど、優吾くんの言うことには逆らえないので大人しく従う。
空気を読んでくれてか、慎太郎くんやジェシーくんは北斗の傍から離れカウンターに集まった。
「座れ。」「はい。」
超怖い。あれ、おかしいな、角見えるんだけど。
金棒とか持ってない？それで私ボコボコにされないかな？
「余計なこと考えんな。」「すいませんでした。」
なんで私の思ってること分かってんだよ、エスパーか。
「俺がなんで怒ってるか、分かる？」
「…大体。」
「ったくさあ…なんでお前はそんなに心配かけるようなことすんの？」
怒鳴られる、と覚悟してぎゅっと目を瞑ったけれど予想していた言葉とはまるで正反対な言葉が聞こえた。
間抜けな声が出そうになったのを抑え、北斗をじっと見つめる。
「お前が女子に集られてるの見たとき、まじで一瞬心臓止まったから。」
「ご、ごめん。」
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るん(プロフ) - コメント失礼します。すごく好きな作品です！更新楽しみにしてます！！ (2020年4月26日 23時) (
レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - meggieさん» ありがとうございます！私もこんなお兄ちゃん欲しかったです(泣) (2020年4月19日 1時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
meggie(プロフ) - お疲れ様です！私も北斗くんのような兄が欲しかったです！妹想いだけど、ツンデレなところがすごく好きです。 (2020年3月25日 14時) (レス) id: 4d00454950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト | 作成日時：2020年3月11日 21時
