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「俺のこと好きなら覚えといた方がいいよ、俺他人を蹴落として気に入られようとする性格ブス超嫌いだから。」
必殺、北斗の毒吐き。
相手のライフはゼロどころかマイナス。
涙で顔はぐちゃぐちゃ、きっとしばらく立ち直れないだろう。
「…の、…よ。」
「あの、なんて、」
「全部あんたのせいよ！！
あんたが樹くんそそのかすから、あんたさえいなければ上手くいってたのに！」
肩からぱっと手が離れ、安心したのも束の間。
足元に置いていたホースを、私に向けて躊躇なく水を掛けた。
「あ、おい、お前！」
「樹危ねぇって、そっから行こうとすんな！
下いくぞ！」
びっくりしすぎてその場から動けないでいると、急に体を押され横に倒れ込む。
けど不思議と痛みは来なくて、代わりに感じたのは温かい人の温もり。
恐る恐る目を開けると、目に見なれたネックレスが映った。
これ、って…
「大丈夫、じゃないか…。
ごめん、助けるの遅くなって。」
「っ、じぇし、く…」
いままでどれだけ怖くても泣かなかったのに、ジェシーくんに安心して溢れ出した涙。
「なあんで泣くの。怖かった？」
「う、」
「よしよし、大丈夫だよー。」
大きな体に包まれ、ほのかに香る香水の匂いに安心してもっと涙が溢れた。
私の体はすっぽりと収まり、ジェシーくんはひたすらに私の背中を撫でてくれていた。
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るん(プロフ) - コメント失礼します。すごく好きな作品です！更新楽しみにしてます！！ (2020年4月26日 23時) (
レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - meggieさん» ありがとうございます！私もこんなお兄ちゃん欲しかったです(泣) (2020年4月19日 1時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
meggie(プロフ) - お疲れ様です！私も北斗くんのような兄が欲しかったです！妹想いだけど、ツンデレなところがすごく好きです。 (2020年3月25日 14時) (レス) id: 4d00454950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト | 作成日時：2020年3月11日 21時
