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「樹ね、急に付き合い悪くなったの。
理由聞いても答えてくれないし、遊んでもくれなくなった。
連絡先も変えたの。そんななかであんたの名前見つけたら疑うに決まってるでしょ？！」
ヒステリックに叫ぶ1人の先輩。
何ならちょっと前にやってた映画に出てくるピエロより怖い。
その先輩を囲む女子も次々私に暴言を投げつけた。
言葉の暴力とは、目に見えないけどそれなりの代償はある。
体の傷はやがて癒えていくが、心の傷は深く残り消えることは無い。
記憶として刻まれたそれと、共に時間を過ごして行かなきゃいけなくなる。
言うほどメンタルは弱くないはずだけど、久しぶりにこんなこと言われたし私はジェシーくんに好きな人がいたことのショックをまだ引きずっているためダメージは大きい。
「ね、そろそろ行かないと怒られちゃうよ？」
「…これで済むと思わないでね。」
典型的な捨て台詞を吐いた先輩は仲間を連れぞろぞろと帰っていく。
その背中が見えなくなった頃、私の足は立つことを忘れてしまったかのようにすとんと力が抜けてしまいその場に座り込んだ。
「…怖かった。」
素直な気持ちだった。
呼び出され、たった一人で吐き出される暴言に耐えていることは予想以上にキツかった。
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るん(プロフ) - コメント失礼します。すごく好きな作品です！更新楽しみにしてます！！ (2020年4月26日 23時) (
レス) id: 41fb097b0e (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - meggieさん» ありがとうございます！私もこんなお兄ちゃん欲しかったです(泣) (2020年4月19日 1時) (レス) id: 7c4afbf00c (このIDを非表示/違反報告)
meggie(プロフ) - お疲れ様です！私も北斗くんのような兄が欲しかったです！妹想いだけど、ツンデレなところがすごく好きです。 (2020年3月25日 14時) (レス) id: 4d00454950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミスト | 作成日時：2020年3月11日 21時
