イケメンヨジャアーティストの正体２ (ページ26)

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「……っもしもし！」

TH『…あ、出た。ヌナからの電話は出ないのに』

「うっ…」

TH『はは、うそうそ。ごめんねテヨンくん。いま平気？』

「…うん、もう少しでリハ始まっちゃうんだけどまだ大丈夫、」

TH『そっか。えっと今回の件でね、ジミンが謝りたいって言っててね、ちょっと電話代わる〜』

「えっ？！ちょ、テヒョンくん？！」

JM『…もしもし？！あ、ジミンです！』

「あ、どうも…」

JM『ちょっとあの時のこと説明させて！ぼくね、酔っ払うと絡み酒っていうか、誰にでもああいう感じでね、Aは慣れてるから介抱してくれてたの。まぁ介抱っていうかたぶんめんどくさくなってなすがままにしてたっていうか』

「はぁ…」

JM『車に乗ったのはAがぼくの家まで送っていってくれたからで、後ろにはちゃんとテヒョンとジョングクもいたんだよ！本当にあの報道テキトーなんだから！』

「そうなんだ…」

JM『ガセとはいえ、嫌な気持ちにさせちゃったよね、本当にごめんね…』

「いや、こちらこそ心配かけてごめんなさい…わざわざありがとう…」

JM『とはいえぼくもジョングクもAの事大好きだからさ、これからも今まで通り仲良くしたいんだ。テヨンくんとも仲良くなりたいしね！』

「あ、うん、それは全然…」

JM『てことでAと仲良くね〜、じゃあね！』

TH『……真相はこんな感じなんだよ。テヨンくんって1人で思い詰めてグズグズ悩むタイプでしょ』

「…うん、テヒョンくんの言う通りだよ…。僕、テヒョンくんたちの仲の良さに、たぶんすごく嫉妬してたんだ。その絆の強さには勝てないっていうか…どこか自分と比べてて、Aの中で、僕が上回ることなんてないんじゃないかって…」

TH『まぁ、ジミンたち含めて一緒にいる年月が違うからね。でもヌナとテヨンくんは始まったばかりでしょ？そんなのお互いの気持ち言い合わないと伝わらないよ。
…俺、テヨンくんといる時のヌナの顔すごい好きだよ。あんなしあわせそうな顔見たことないんだ』

「………」

TH『他と比べようとしないでテヨンくん。
ヌナの中で、テヨンくんは唯一無二だよ、

っていうのをヌナの口から聞いてほしいんだけどな〜』

『あ！いた！！！テヨン！！！』

TH『あ、もしかしてヌナ来た？グッドタイミングじゃん〜！
じゃあテヨンくん、がんばっ』

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