キミにこの愛を捧げる～Yuta Kishi～ (ページ6)

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そー言えば廉、７時に来るんだった

なんて思いながら学校の準備をする

お気に入りの赤いリップを塗って家を出る

廉「おっそ、三分遅れでーす」

「いいじゃん！三分くらい！で、話って？」

廉「歩きながら話そ」

廉はいつもより自信なさげに話す

廉「A、俺とさ、付き合ってるフリしてくれん？」

いきなりそんなことをいわれてビックリした

「なっ、なんでよ！」

廉「俺さ、モテるやん？告白とかめんどいねん。やから、彼女おったら皆諦めてくれるかなって」

うわ、ナルシスト、、

確か廉はモテる

とにかくモテる

昨日なんて三人も廉に告白したらしい

いつも振ってるけどね

ずっと好きな人いるみたい

廉「ええ？A好きなヤツおったっけ？」

「全然！いないけど、、」

廉「じゃあええやんか！仮でええからさぁー、マジでお願いっ！」

廉は子犬のようなきゅるきゅるの目で頼んできた

そんな顔で言われたら断れないじゃん、

だから私はいいよとオッケーすることにした