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千冬side
『ちょっ…、まって、2人とも待てって！』
武道「？」
エマ「なに？」
タケミっちは俺の腕を引いて、その後にエマちゃんに
着いていく。
何かとそれに逆らう事が出来なくて、今やっと声を出した。
だけど、なにか言おうとしたのに、言葉が上手く出ない。
エマ「…会いたくない？」
『違う、そんなじゃなくて、』
エマ「…Aさんが、本当に千冬の事嫌いなら、
謝りたいなんて、言わないよ。
もうずっと会えないかもなんて言わない。」
『…、』
エマ「心配なんでしょ、どうせ。」
『…まあ、そんなとこ、』
エマ「きっと大丈夫だから。」
『…うん。』
エマ「ほら、Aさん待ってるよ。」
『タケミっち、俺行くよ。』
武道「…！
あぁ！」
タケミっちは俺の腕を掴んでいた手を離した。
そして、エマちゃんの後をついて行くように歩き出した。
Aさんは、お菓子教室の、客間のような、
空き部屋のようなところでヒナちゃんと待っているらしい。
ちゃんと謝ろう。
ちゃんと、分かり合いたい。
･
『お、お邪魔します…、』
靴をしっかり揃えて、お菓子教室の玄関に入った。
多分、まだ教室はやってるんだろう。
賑やかな声が聞こえる。
エマ「あそこ、あそこの部屋にいる。」
武道「行ってこい、千冬。」
エマちゃんが指さした部屋。
あそこに、Aさんが、
『……うん。行ってくる。』
震えた手で、恐る恐るノックをして、
俺は部屋へ入った。
そこには、Aさんと、ヒナちゃんが
座布団に座っていた。
ヒナ「…！
Aさん、私、一旦外に出ますね。」
「…うん。」
『……、』
バタンとドアを閉められて、この空間には
Aさんと俺の2人。
『失礼します…。』
俺は座布団の上に、Aさんと向き合う形で、
Aさんと同じように正座した。
『あ、あの「…ごめんね、」
……え？』
「私が、変な態度とったから、だよね、」
『え、いや…、』
「ごめんね……。」
Aさんは声を震えさせて言った。
『違いますよ…、Aさんのせいじゃない。』
「っでも『違いますって！』
大きな声を出してしまった俺に、
ビクッと、少し身を弾ませるAさん。
『す、すみません、でけえ声出して、』
「ううん…、」
『…俺が、悪いんです、
Aさんの話も聞かないで、勝手に、
変な思い込みで傷つけました。
本当にすみませんでした。』
「えっ、」
俺は、Aさんに土下座をした。
･
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えび天(プロフ) - 華恋さん» 華恋さん、ありがとうございます！華恋さんの応援のおかげでございます😭コメントもすごく力になりました💪🏻🔥番外編もぜひよろしくお願いします🙇♀️💗 (9月23日 23時) (
レス) id: 92c34ba689 (このIDを非表示/違反報告)
華恋(プロフ) - 完結おめでとうございます！素晴らしい作品を最後まで見届けることができてとっても嬉しいです🥰番外編も楽しみにしております💕えび天様もどうか無理をなさらず、頑張ってください！これからも応援しております✨ (9月19日 22時) (レス) @page26 id: 92a816f288 (このIDを非表示/違反報告)
えび天(プロフ) - ayastさん» コメントありがとうございます♪お陰様で完結することができました！番外編もよろしくお願いします💗 (9月15日 19時) (レス) id: 92c34ba689 (このIDを非表示/違反報告)
ayast(プロフ) - 完結おめでとうございます‼︎番外編も楽しみにしています😊 (9月14日 7時) (レス) @page26 id: af36fdec29 (このIDを非表示/違反報告)
えび天(プロフ) - ゆっちさん» コメントありがとうございます♪ドラケンくん…場地さん…いいですね…！ぜひ参考にさせていただきます💞 (9月7日 19時) (レス) id: 92c34ba689 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えび天 | 作成日時：2023年8月13日 23時
