親であり、好きな人であり、悪魔であり 2 (ページ44)

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渡辺
｢やっぱりいた。この辺だと思ったんだよ。｣

それは、屋敷こそ無くなったものの、Aがパニックになった時になべと一緒にAを見つけに来た場所に近かった。

全員でAの元へ近づくと、小瓶を9つ抱えたAが目を瞑って横になっていた。

佐久間
｢A！？A！！｣

向井
｢やっぱ、体力ギリまで使ったん…｣

ラウール
｢Aちゃん、、｣

目黒
｢俺らのために…ごめん、｣

渡辺
「お前ら…勝手にA死なせんな？笑」

向井
「え…？でも、俺らの魔力ちゃんと小瓶に入ってるし、体力ギリギリまで使ったんちゃうん…」

渡辺
｢まぁ、Aの体力だけだとそうなるな。｣

阿部
｢もしかして、｣

ラウール
｢え？なに？どういうこと？｣

目黒
｢置いてかないでよ｣

深澤
｢よく見てみな？｣

岩本
｢呼吸してるか確認してみろよ。｣

向井
｢…え、動いてる。｣

康二がAが生きてることを確認すると、ゆっくりとAに近付いたなべ。

渡辺
｢A、起きて。｣

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