親であり、好きな人であり、悪魔であり 2 (ページ35)

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練習ページ35

side．Watanabe

渡辺
｢じゃあいくぞ。｣

『うん…うわっ！』

渡辺
｢大丈夫か！？｣

『…大丈夫っ、』

渡辺
｢ちょっと休憩するか｣

『ううん、あともうちょっとしてから…』

渡辺
｢…じゃああと2回したら休憩な。｣

『分かった。』

それからAの魔法の特訓が始まった。

伝説の悪魔の子どもなだけあって、魔力が強まるのは早かった。
ただ、その分コントロールをするのが難しく、自分の魔力に体力を削られていく日々だった。

そして、Aは気付いてないかもしれないけど徐々にAの天使が見え隠れしてきていた。

その証拠に、2つあるうちの羽が1つ白くふわりとしてきている。

渡辺
｢ふぅ…休憩。｣

『ごめんね、付き合ってもらっちゃって…』

渡辺
｢いや、大丈夫。｣

『しょっぴーも疲れるよね、』

渡辺
｢逆に俺じゃないとここまで付き合ってらんないからな？｣

『え、そうなの？』

渡辺
｢あー、ふっかならいけるか。でも他のやつはもっと優しくしてやれよ？体力ついていかねぇから。｣

『分かった。』

渡辺
｢まぁでも、さすが伝説の悪魔の子どもだわ。結構魔力つえー。笑｣

『そうなの？』

渡辺
｢うん、その分体力の消耗も激しいから気をつけろよ？｣

『はーい』

渡辺
｢あと、もう大体出来るようになってきてるし、あとは力のコントロールだけだと思うから、できないって落ち込むなよ？｣

『うん、ありがと。』

．