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side．Fukazawa
それからすぐにAは回復して、元通りの生活を送れるようになった。
気の所為なのか。そう思いつつも、万が一の時のためにAの傍には誰かが付いておくようにルールを設けた。
しばらくそんな生活が続いた時だった。
その日は、いい天気で街に散歩に出かけたいというAの為に俺と阿部ちゃんで一緒に出かけることにした。
今思えば、俺と阿部ちゃんで付いていくことが決まってから、運命は動き出していたのかもしれない。
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『んー！ほんっとにお散歩日和だね！』
深澤
｢A〜、早めに帰ろうね〜笑｣
『え〜、気が済んだらね？』
深澤
｢絶対早く帰れねぇやつじゃん！笑｣
阿部
｢まぁまぁ、笑｣
深澤
｢なんで阿部ちゃんそんな平気そうなの！？
めっちゃ太陽見えてるけど！？｣
阿部
｢いや、だって浴びる太陽の光半減させる薬飲んだし。｣
深澤
｢そんなのあるの！？｣
阿部
｢あ、うん｣
深澤
｢言ってよ！｣
阿部
｢言ったよ？ゲームしてて聞いてなかったのふっかじゃん。｣
深澤
｢あー、それはごめん。｣
阿部
｢ほらふっかが悪い。｣
『ねぇ、喧嘩終わった？』
阿部
｢終わった終わった｣
深澤
｢阿部ちゃんそんな面倒くさそうにしないで！？｣
『もう〜ふっかうるさい！笑』
この日も、ただ楽しく街を散歩して買い物をした。
．
．
．
．
…………そう、この瞬間までは。
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作者名：あおだるま | 作成日時：2023年6月1日 22時
