親であり、好きな人であり、悪魔であり 2 (ページ3)

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魔界へページ3

side．Watanabe

Aを魔界に連れていくため、背中に乗せて飛ぶことに。

渡辺
｢A、絶対にその手離すなよ。｣

『分かった。』

渡辺
｢……絶対だからな？｣

『…………え、フリ？』

渡辺
｢なわけねぇだろ。あほか。｣

『そうですよね笑』

深澤
｢じゃあ行くよー！｣

岩本
｢俺が先頭行くから、とりあえず翔太とAを囲むようにしてくれたらいいや。｣

佐久間
｢了解〜！｣

阿部
｢任せてよ！｣

渡辺
｢…行くぞ？｣

『う、うん…わっ！』

渡辺
｢あぶね！…ちゃんと掴まってろって言ったろ。｣

『そんな勢いよく行くと思わなくて…』

間一髪、落ちそうなところで支えることが出来た。

渡辺
｢ほんとに、しがみついといて？｣

『分かった…』

渡辺
｢ふはっ！いいね。それくらいしがみついといてよ｣

そう話すと、ぎゅーっとしがみついてくれるAが可愛かった。