目撃 ページ4
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それからまた何も進展しないまま受験シーズンへと突入していく。
私の通う学校では受験シーズンが佳境に入ると、3年生はそれぞれの必要な勉強を出来るように自由登校になる。
それが始まるのが今日の二学期末テストが終わってから。
先生とも会えなくなっちゃうのかなぁ……。
私の頭はそれでいっぱいだった。
ガラッ
『あれ。せんせ?』
テストが終わって先生に会いに行こうと思って保健室に行ったら先生はいなかった。
『どこ行ってるんだろ…』
保健室の前のボードを見ると、外出中らしい。
深澤
「あれっ、どーした?しんどい?」
『深澤先生、いえ。大丈夫です。』
深澤
「あ、もしかしてなべに会いに来た?」
『や、別にそんなんじゃ…』
深澤
「いいよいいよ。モテるもんね〜なべ。」
『え!そうなんですか!?』
深澤
「え、知らないの?
……あ、もしかしたら、、」
そう言って手招きをしてスタスタと保健室の中に入っていく深澤先生。
深澤
「あ、やっぱり。見てみな。」
深澤先生の指差す先を見ると、
渡辺先生と…3年生のスリッパ履いてる。生徒だ。
顔は見えなかったけど、私でもわかる。多分告白されてる所。
深澤
「この時期になるとさ、多いんだよね。なべと会うこと少なくなるから告白しに行く生徒。
あ、俺もあるよ?ちゃんと断ってるけど。」
『ふーん…』
深澤
「あ、その返事は興味無い返事だな?」
『別に、なんでもいいです。』
なんだかその場にいたくなくなってカバンを持って急いで帰った。なんか、逃げてるみたい…。
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r_inaaa6(プロフ) - キュンキュンしちゃいます♡♡♡更新頑張ってください^^ (2月13日 13時) (レス) @page12 id: ee744ba5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおだるま | 作成日時:2024年2月11日 15時