保健室の渡辺先生

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担任の深澤先生に合格したことを告げると、それはそれは喜んでくれた。

｢目黒が受かるとは！｣とか｢まぁAは正直いけると思ってたけどねぇ｣とか言いながらとにかく喜んでくれた。


それから少し深澤先生と話をして時間が経ったあと、




目黒
｢あ、俺そろそろ行かないと。この後弟と約束あんだよね。｣

『そっか、じゃあ私ももう行こうかな。深澤先生ありがとうございました。』

深澤
｢はーい。こちらこそ〜。とにかく受かってよかったよ。｣




と見送ってくれた。







『じゃあね、目黒くん。今度は終業式かな。』

目黒
｢そうだね。まぁその間に遊べたら1回くらい遊ぼ。｣

『うん！じゃあね！』

目黒
｢じゃ！｣






颯爽と去っていく目黒くんの背中を見送って、私は校舎に1度戻った。

それは他でもない。渡辺先生に合格を伝えたかったから。





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