忘れんなよ、 (ページ12)

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しっかり休んで、とは言われても……
いっぱい寝たし、特にやることもないんだよな…。

とりあえず自分の携帯をいじっていると、やっぱりLINEには知らない人の名前がたくさんあるし、なんなら嵐さんの連絡先まで知ってる。

いつ交換したんだ…？

『あ、写真とか見てみよう。』

そしてなにかヒントがあるかと思い写真フォルダを開くと、

『これ、朝来てくれてた人たち…。
あ、康二くんもいる…。』

そこには朝来てくれた人たちと私が楽しそうに写っている写真がたくさん。

その写真を見ているとなんだか頭がズキズキしてきたので、もう一度携帯を閉じて寝ることにした。

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次に起きた時にはもう夕方で、お医者さんがベッドの隣に立っていた。

医師
｢あ、起きられましたか。ちょうど良かった。これから検査しますので、起き上がれますか？｣

『あ、はい。』

医師
｢それでは、歩けるかとは思いますが念の為車椅子での移動をお願いします。｣

『分かりました。』

そして私は車椅子に乗せられ、診察室まで運ばれた。

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医師
｢診察は以上になります。今日の夜、遅くても明日の朝には結果が出ていると思いますので、また結果は後ほどお伝えしに行きますね。｣

『わかりました。』

医師
｢では、お疲れ様でした。｣

『ありがとうございます。』

そうして再び病室へ戻された私。
再検査で疲れていたのか、その日はそのまま朝までぐっすりと眠った。