3話 ページ4
(A...ちゃん...！)
｢ダンス部だよ｣
｢へー｣
｢全然似合わないよなぁ〜
卓球部辺りだろ、にのちゃんなら｣
｢コメントしづらいわ｣
何やら失礼なことを言われたような、もはや卓球部に失礼な気もすることを言われたがもう気にしない。気にしてられない。
可愛い...
キヨくん今なんて呼んだ？
Aちゃん？
呼び捨てしそうなのにAちゃん？
｢...｣
ニヤけた顔を必死に唇をそぼめて保つ。
笑ったらダメだ...
｢それにしても先生遅いね！ちょっと呼んでくるわ｣
パタパタと急ぎ足で教室を後にする
｢Aちゃんって...｣
｢ひゃー...｣
教室から離れたところに座り込み顔をぎゅうと抑え込む
(Aちゃん...！)
なんて魅惑的で蠱惑的！！
名字か名前、ちゃん付けで呼ばれるのは慣れていない私からしたらハイエナにシマウマ！猫にチュール！！照れる、照れてしまう...！嬉しいような恥ずかしいような、内蔵をくすぐられるような感覚に身震いしそう。
脳から溶かされそう、脊髄をがっしりと捕まれ扱かれてるような...全身を撫でられているようなぞわりとした感覚。
なんだろうこれ！これは！！すごいぞ！女性ホルモンが分泌されていく。静まってくれ、迸る私の熱いパトス〜！！！
ぎゅぅーっと胸元を握り締めてこの謎の感覚に耐える。
落ち着け、落ち着け私。たかが名前をちゃん付けされただけ...ちゃん付けされただけじゃないか
興奮した、もう
｢あちぃよ...｣
パタパタと襟を仰ぎ、冷静を装いつつ職員室へと向かった
＊＊＊＊＊＊
｢あいつ、耳まで赤かった｣
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黒毛和牛(プロフ) - なつみ@にゃっつんさん» ありがとうございます！長らく更新が出来ず申し訳ありません...近日中には更新が出来そうなので引き続きお楽しみ頂ければ幸いです！ (2018年8月12日 1時) (
レス) id: 1ef88e6c34 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ@にゃっつん(プロフ) - とりあえずとてもとてもとても、キヨが尊いです(((( 楽しく拝見させていただいてます！これからも頑張ってください！ (2018年8月11日 22時) (レス) id: ed542c7469 (このIDを非表示/違反報告)
黒毛和牛(プロフ) - うまださん» ありがとうございます！拙い文面ですがこれからも楽しんで頂ければ幸いです！ (2018年7月13日 21時) (レス) id: 1ef88e6c34 (このIDを非表示/違反報告)
うまだ - 面白くて大好きです!この小説のキ大好きです！応援しています、頑張ってください! (2018年7月11日 17時) (レス) id: 98c4331093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒毛和牛 | 作成日時：2018年6月11日 2時
