15話 ページ16
｢めっちゃ食ったわ〜｣
｢食ったー｣
お腹をさするキヨくんのお腹の中にはご飯が6杯とお肉3皿、皿に塩キャベツが入ってるなんて信じられない。痩せているというか薄いというか細身に変わりはないのにあんなに食べるなんて太らない体質なんだろうか、嫌味だなぁ...
会計を済ませたあとはキヨくんが駅まで送ってくれてそこで解散した。
｢じゃあまた明日ね｣
｢おう、またな｣
改札を通り電車を待つ、自分の家の方面に向かう電車はまだ来ないようだ。
ベンチで座ってまとうかなと思い近くのベンチに足を進める
｢あっ｣
ふとホームからキヨくんが見えた。どうやらキヨくんもこちらに気づいたのか手を振ってくれて、こちらも慌てて返す。
しばらくしたらキヨくんは帰ってしまった。
(んー...)
(好きか嫌いかでいうと好き)
(恋愛感情とは別だと思うけど)
思えば学校まで一緒に歩いたり、体操着借りたり、ご飯食べたりもしたけども、全部あの夏休みの1日のうちに話すようになったからだったなぁ
最初はとっつきにくそうだと思ってたけど。実際クラスの人と友好的にしてる姿を見たことなんてなかったし。
今キヨくんが私と話したりしてくれてるのだってクラスだと私以外と喋らないもとい喋ったことがないからなのかなぁ
(すがしゅんとは喋ってるみたいだけど)
そう思うと少し特別感っていうのかな…なんだろう、好きではないはずなんだけど。好きってあれでしょドキドキしたり胸がぎゅぅ〜としたりすること的なそんな感じのあれでしょ
う〜ん、難しい！
(推し...推しなのかな！)
キヨくんが推しメンと考えると納得がいく気がする。
入学当時からずっとキヨくんを見ていたのは認める。だってあんなに身長高くてスタイルいいんだもん。タイプがどストライクしてた。
出席番号が近いあの子がキヨくんのこと好きなんだと思ってちょっと意地悪したのもきっと私に同担拒否の気があるからなんだ。
結局体操着借りたのだって、ご飯一緒に行ったのだって全部ひっくるめるとキヨくんが推しメンだから行ったんだ多分。
なるほどなるほど
まさか高校生になって好きな人が出来る前に推しメンが出来るとは
(キヨくんが推しメンか...)
うん、なるほど。実にぴっちりガッチリぴったりと時計の歯車みたいに考えが潤滑かつ円滑に回りだす。
そうこう考えてると電車がきた。
(キヨくんが推しか...へへ)
くすぐったい気持ちでいっぱいだ。
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黒毛和牛(プロフ) - なつみ@にゃっつんさん» ありがとうございます！長らく更新が出来ず申し訳ありません...近日中には更新が出来そうなので引き続きお楽しみ頂ければ幸いです！ (2018年8月12日 1時) (
レス) id: 1ef88e6c34 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ@にゃっつん(プロフ) - とりあえずとてもとてもとても、キヨが尊いです(((( 楽しく拝見させていただいてます！これからも頑張ってください！ (2018年8月11日 22時) (レス) id: ed542c7469 (このIDを非表示/違反報告)
黒毛和牛(プロフ) - うまださん» ありがとうございます！拙い文面ですがこれからも楽しんで頂ければ幸いです！ (2018年7月13日 21時) (レス) id: 1ef88e6c34 (このIDを非表示/違反報告)
うまだ - 面白くて大好きです!この小説のキ大好きです！応援しています、頑張ってください! (2018年7月11日 17時) (レス) id: 98c4331093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒毛和牛 | 作成日時：2018年6月11日 2時
