CCGの女神【東京喰種】 (ページ5)

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真戸「あぁ。あと少しでフエグチも私のいいクインケになるだろう」

真戸さんのクインケマニアっぷりは相変わらずだなぁ

まぁ確かに強い喰種を前にすると、この喰種の赫包からできるクインケはどんなものになるのかとワクワクはするよね

『そうでしたか。安心しました』

亜門「あの、黒咲特等は何故こちらに？」

『私は篠原さんとそのパートナーの子に顔合わせに来ました』

真戸「そういえば、篠原くんも近頃Aくんに会うと言っていたな」

楽しみにしてくれていたみたいでなんだか嬉しいな

『それでは、篠原さんたちとの約束の時間がそろそろですので失礼します！』

真戸「引き続き、頑張りたまえよAくん」

亜門「失礼致します、黒咲特等」

『はい、捜査がんばってください』

亜門さんは少し硬い人だなぁ

私なんかにそんなかしこまらなくてもいいのに、、、

篠原「お、A！」

『篠原さん！』

後ろから明るく声をかけてくれたのは、私が入局したてで、貴将さんと組み始めたばかりの時にすごく気にかけてくれていた大好きな上司

篠原さんだ

その隣には、白の髪の毛に、ぱっちりとした大きな赤い瞳、体のいたるところを糸で縫っている男の子が立っていた

『その子が、鈴屋くんですか？』

そう聞くと、なぜ知ってるのだと言わんばかりの驚いた顔をした鈴屋くんが控えめに1歩下がり、肩を竦めてしまった

多分、あまり人に良くされてこなかったんだろうなぁ

篠原「大丈夫だ、什造。こいつは俺の優秀な部下だよ」

『初めまして、鈴屋くん。黒咲A特等捜査官です』

そう自己紹介してから握手を求めようと手を出すと、少しビクついた後恐る恐る手を緩い力で握り返してくれた

篠原「ほら自己紹介だ」

鈴屋「、、、鈴屋什造です。よろしくです、A」

篠原「お前、一応Aは上司だぞ、、、」

まだ控えめではあるものの、しっかり名前を紹介してくれた後、名前まで呼んでくれた

『いいですよ、篠原さん。敬語なんてむしろ使われたくないので。よろしくね、什造くん』