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ちょっとピンチ ページ13

「団長に伝えるか?」

『いいよ、下降りて直接伝えてくる。フェイはこいつよろしく』



グラグラとする視界と力の入らない足を無視して無理やり体を起こして歩き始める

フェイには強がりしてるの、バレちゃったかな




「あら、戻ってくるのが早いわね。フェイタンは?」

『...?、あぁ、パクね。フェイはあっちだよ』



薬が回ってるせいで目の前の人物を認識するのも一苦労だ



「具合悪いの?汗すごいわよ」

『いやぁ、ちょっとしくっちゃって。団長は下?』



えぇ、と頷いたパクにありがとうと言って歩き始めるが正直言って結構キツイ


イルミみたいに毒とか薬への耐性つけとけば良かった




『.....あ、くろろ』

「終わったか?」


そう言ってるクロロがぼんやり見える

薬ってこんなやばいんだ




「...何かされたか?」

『いやぁ、薬うたれたみたいで。』


情けなさからあはは、と苦笑いがこぼれる

すると突然体に浮遊感があって、うわ、なんて可愛くない声が出た


「そんな体で動き回るな。シャル、Aに打たれた薬が分かるか?」

「うん、薬の抜き方も確か載ってたはずだから調べるよ」


どうやらクロロに横抱きにされたようで、シャルが打たれた薬のことを調べてくれるらしい





「とりあえず横になってろ。どんな症状が出るか分からないからな」

『...ごめん、』



気にするな、と言って横になった私のすぐ側に座る


少し経った頃、扉がガチャ、と開いた




「これあの男のポケットにあたね。ささと薬抜くよ」


フェイタンがクロロに渡したのは液体の入った小さな注射器だった

いわゆる解毒剤のようなものらしい




手首に打ってもらい、薬も抜けてだいぶ気分が良くなってきた



『ごめんねフェイ、迷惑かけて。ありがとう』


「気づけなかたのは私のミスね。薬打たれたのはお前のミスだけど」

『わかってます!』


今ごろシャル調べてくれてるだろうし謝りに行かないと














「情報は吐いたか?」

「もちろんよ。爪はいだだけで泣き叫びながら話してたね」



「.....生かしてあるだろうな?」

「当然。瀕死にもなてないから好きに使えるよ」




分かった、と立つクロロにフェイタンは思わずため息をついた


団長の気持ちはわかるけど気の毒だ、と







『ごめんねシャルー!』


"ぎゃああああ!!!!"



『.....?誰の声?』

「あー、いや気にしなくていいさ」


可哀想、と心の中で呟くシャルナークでしたとさ

シャルナークはモテる→←・



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いーま(プロフ) - おじいちゃんパンチさん» コメントありがとうございます!そうなんです、トガちゃんが好きなので能力はトガちゃんからいただいてます笑 (2月25日 22時) (レス) id: 375f370b2f (このIDを非表示/違反報告)
いーま(プロフ) - ふぃあろさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします🙏 (2月25日 22時) (レス) id: 375f370b2f (このIDを非表示/違反報告)
おじいちゃんパンチ - トガちゃん!? (2月25日 22時) (レス) @page16 id: 8e40b31507 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - 設定がどちゃくそ好きです………夢主の性格とにかく可愛くて続き気になります!更新頑張ってください💪 (12月11日 20時) (レス) @page9 id: a89e9c6a81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えま | 作成日時:2023年12月4日 19時

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