フェイとデート(お仕事) ページ11
ガンガンする頭を押えながら目を開けると、横では静かにクロロが本を読んでいた
『ん……、クロロ』
「起きたか。飲みすぎだ、今日は仕事だと言われたろ」
どうやらイルミがクロロに連絡してくれたらしく、潰れて寝たあとすぐにクロロが迎えに来たという
そこまで怒って無さそうだからよかった
『あー、イルミに謝らなきゃ。』
メールで"ごめん＜(_ _)＞"と送ると、"次飲む時はお互い仕事がない時に"と返ってきた
「随分酔っていたな」
『全然記憶ないや。私変なこと言わなかった？』
「ずっと俺の髪を触って"オールバックいや"って言い続けてた」
なんてこった
酔っていたとはいえ、なんて恥ずかしいことをしているんだ
『...もしかして、だから今日センター分けなの？』
「お前が嫌がるから」
この団長様はほんとに...
自分の顔の良さを自覚してやってるのかな
だったらだいぶタチ悪いけど
「フェイが用意しろって言ってたぞ」
『あー今日仕事だっけ...。うん、今行きます』
とりあえずシャワーに入って着替え、メイクをしてからフェイタンの元へ行く
「遅いよ、どれだけ待たせるか」
『ごめんごめん。やっと酔いが覚めてきたの』
ポケットに手を突っ込みながら気だるそうに待ってくれていたフェイタンに謝り、歩き始める
「いつ見てもAのソレは違和感あるね」
『私だってやりたくてやってないもん』
フェイの言うソレ、とは真っ赤なリップのこと
普段私はノーメイクだし、唯一メイクをしているパクノダでもこんなに濃い色はつけてない
ましてや私たちは流星街出身なわけだからこんなリップをつけている人は多くなかった
「今回狙うのコイツね。その顔で頑張って誘うことよ」
『はぁーあ失礼！てかこの人めっちゃ触ってきそうじゃん...』
やだなぁ、とため息をつくと今に始まったことじゃないね、と当たり前のように流された
そりゃそうだけど、何回やっても気持ち悪いものは気持ち悪いのよ
『私にもシャルみたいな能力があればよかったのに』
「ならシャルナークの血飲めばいいね。何故やらないか？」
『シャルの血はそんな安いもんじゃないでしょ。もちろん他の団員もだけど、ピンチの時以外はなるべく使いたくないんだよね』
Aの考えはよく分からないよ、と呆れたように言うフェイタン
フェイタンもこの能力を持ってたらきっと同じ思いになると思うよ
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いーま(プロフ) - おじいちゃんパンチさん» コメントありがとうございます！そうなんです、トガちゃんが好きなので能力はトガちゃんからいただいてます笑 (2月25日 22時) (
レス) id: 375f370b2f (このIDを非表示/違反報告)
いーま(プロフ) - ふぃあろさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします🙏 (2月25日 22時) (レス) id: 375f370b2f (このIDを非表示/違反報告)
おじいちゃんパンチ - トガちゃん！？ (2月25日 22時) (レス) @page16 id: 8e40b31507 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃあろ(プロフ) - 設定がどちゃくそ好きです………夢主の性格とにかく可愛くて続き気になります！更新頑張ってください💪 (12月11日 20時) (レス) @page9 id: a89e9c6a81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えま | 作成日時：2023年12月4日 19時
