“あの人”の妹

ご飯を食べる時間 ページ17

五条side



Aは最近任務が多い



最近は悠仁の件もあって、僕に回るはずの任務がAに行くことが多い。



そんなことを考えながら廊下を歩いていると、硝子に会った。


「お、五条。丁度よかった」


「ん？なに？」


「これ、Aから。お土産だってさ」


渡された紙袋にはそれなりに有名な洋菓子屋のお菓子が入っていた。



恐らく、この様子だと、昨日僕が冷蔵庫に入れたやつ食べたみたいだね。


「で？当の本人は？」


「緊急任務に行った。そろそろ帰って来るんじゃないか。」


ﾁｯ…


「またかよ」



「Aは、任務に帰って来たら飯食う時間もないだろうな」



それだけ言って硝子は行ってしまった。



「んなの、わかってるし」


Aのことだ。どうせろくにご飯を食べないだろう。



だから、といって外食は…



仕方ない。本当はもっと美味しいものを食べさせてやりたいけどコンビニ行くか。





コンビニ行き、Aが好きそうなものを選ぶ。





何が好きなんだ？




昔はオムライスを満面の笑みで食べてたイメージがある。





目の前のオムライスを持ってレジへ行く。

・→←ただのオムライス

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す