3話 ページ5
司side
『_____ってことがあってだな。
なんというか......作戦は失敗で終わってしまったが、
Aと話はできた。一応、類に感謝する。』
「へぇ.....良かったじゃないか、司くん。
じゃあ.....お詫びとして僕の新しい装置の実験を手伝ってくれないかな？」
そうニコニコと笑っている類。
.....感謝はしているが手伝いたくはないな。
実験を手伝うと言っているが、きっと
人体実験だ。
それにここはいろいろな機械がある、
フェニックスワンダーランドだ。
やろうと思えばなんでもできる所......
『す、すまない。それはまた今度の機会ということで.....』
「いいじゃないか。少しだけだよ。」
と言ってジリジリと迫ってくる類....！！
『そ、それ以上近づいてくるんじゃない！！！』
「どうしてさ。司くんが逃げるからじゃないか。」
『やめるんだ！！！やめてくれぇぇぇええええ！！！』
Aside
はぁ、と1人ため息をついて、自分の部屋まで続く階段を上る。
と、
「Aー？晩御飯、もう出来てるからね〜」
1階のリビングから聞こえる母の声。
『わかった〜』
と言って、また上り始める。
ドアを開けて広がる "かわいい" 空間
棚の上、ベッドの上、机の上。
ほとんどの家具にのってるかわいいもの達。
この空間にいるだけで私も可愛くなれているような気がする。
私は可愛いものが大好き。
それは昔から変わらない。
でもそれは私には似合わない。
好きなものは好きだって、言いたいけど、
そんな自信なんて私にはある訳が無い。
だから余計に、眩しくなるんだ。
あの人の笑顔が。
今日、初めて天馬くんと話して思ったこと。
謎に褒められたけど、それも私の負担になる。
頼られてる、かぁ。
私はそんなに強い人じゃない。
クラス委員だって、推薦だった。
私なら大丈夫だって、みんなから頼られている証拠。
1年の時、普通の人よりも押しに弱い私は
お願いされたら何でも受け入れてた。
今だってそう。先生からも、クラスメイトからも。
それもあるんだろう。
推薦されるのは誇らしいこと。でも、誰かに分かって欲しい。
同じ学校の誰かに。
私はそんなにしっかりしてないし、人並みに疲れる。
めんどくさいって思ったり、
やる気がないことだってある。
私もみんなと一緒だって、わかってほしい。
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絵豆腐(プロフ) - 病みさん» 病みさん、コメントどうもです！もっとかっこいい司くんをかけるように努力します！！ (2022年3月18日 20時) (
レス) id: 4e974e7d19 (このIDを非表示/違反報告)
病み - 面白いです！司くんかっこいいー！！（バリバリの司くん推し）更新頑張ってください！ (2022年3月11日 21時) (レス) @page9 id: 4fca5b8289 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵豆腐 | 作成日時：2021年10月24日 21時
