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ページ21

『莉、犬』
莉「ん、おはよ。調子どう?」

体を起こすと、机には頭痛薬。
偏頭痛、キツかったな。

『大分楽になった。まだちょっと痛いけk』
莉「どうした?」
『悲しい気配がする。なんかあったの?莉犬』
莉「あの、さ…Aにさ、何で寝なかったのって言ったでしょ?その時の言い方がキツかったから、ごめんね…」
『違う!それは僕が悪いn』
莉「…A」

怒りの気配、怒らせた。

莉「A。るぅとくんになんて言われた?」

確か、
『僕は悪くないって、大丈夫だって…』
莉「だったら、Aは悪くないし、大丈夫なの」
『それは、違う…!』

泣くな、泣くな。
泣く要素はどこにもない。
強くあれ、
それが、
父さんが望んだ僕(・・・・・・・・)だ。


莉犬side

Aは、自分が悪役になることが正しい選択だと思ってる。
不安になったり、抱え込もうとするとき、顔を俯かせる。

今もそう。
否定して、泣いて、俯く。

その両頬を両手で包み込む。

『っ!、、父さんがっ、僕が悪いって、だからっ!』

細くてか弱いAを抱きしめる。
泣きじゃくるAの体は震えてる。

莉「大丈夫だよ…」

たった1つの言の葉。
それでも、Aの震えは止まる。
俺から体を離して、上目遣い・涙目で俺を見る。

『本当?大丈夫?僕、いてもいい?』
莉「うん、大丈夫。だから、俺の側にいて?」
『うん、いる…!』

そこまで言ったところで、Aが後ろに倒れた。
慌てて抱き止める。

莉「Aっ!」

顔色が悪い。

莉「A、どうした?」
『、頭、痛い…』

また痛みが出てきたんだ。

『薬飲む…』
莉「なんか食べなきゃ、」
『ヤダ、お腹減ってない!』
莉「ダメだよ。じゃないと、お薬飲めない」

Aを横たわらせて、頭を撫でる。

莉「すぐなんか持ってくるから。待っててね。」
『早く、戻ってきて…』


莉「さとちゃ〜ん!お粥残ってる?」
さ「あるよ。また食うの?」

リビングに戻ってきた莉犬はどこか嬉しそうにさとみに聞いた。

莉「痛みが酷くなって、薬飲むから。」
る「A、大丈夫そう?」
莉「大丈夫だと思う。」
な「疲れてるだろうから、今日は絶対安静だね。明日はまた様子見かな。」
ジ「作業しそうやな」
こ「交代でAの部屋いる?」
莉「いや、それはいいよ。俺がいるからさ」
な「分かった。じゃあ、よろしくね、莉犬くん!」
莉「うん!」

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作者名:スズレカ | 作成日時:2021年4月8日 0時

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