【ヒロアカ】双子のヒーローは最強です！Part２ (ページ45)

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【別の日】

蒼桜「ねぇ、お兄さんはヒーローとヴィランどっちが好き？」

？「……さぁな」

蒼桜の突然の質問には慣れてきてた男でもその質問には少し驚いた様子を見せた

蒼桜「私はねヴィランの方が好き」

その言葉にピクリと眉が動く

蒼桜「ヴィランにはね、優しいヴィランもいるんだよ」

？「…ヴィランは、悪なのにか？」

蒼桜「違うよ、ヒーローだってヴィランだって自分達の正義を守るために戦うんだ。

でも私はヒーローが嫌い、助けてくれなかったヒーローが嫌い。」

？「助けてくれなかった？」

蒼桜「お父さんとお母さんがヴィランに殺されたの、私のせいで」

彼女が以前言っていた“親がいない理由”

蒼桜「私の個性は凄く強いものなんだって…だからヴィランは私を捕まえようとする」

？「お前の個性って＿＿＿＿」

蒼桜「私の個性は『言霊』、自分の意志を声に出すとそれに魂が宿って実現する＿＿＿世界で初めての個性なんだって」

目の前にいる自分よりも小さな少女がこんなにも力があることに驚く

蒼桜「私のせいでお父さん達は死んだ……私がいなければお父さん達は死ななかった。

＿＿＿＿自分の存在がわからなくなった」

彼女の瞳はいつもの輝きがなく、星の光すらも写さなかった

蒼桜「でも、そんな私に優しいヴィランは居場所をくれたの……ずっと、あそこにいたかった」

？「じゃあ、なんでお前はここにいる？そこにいればよかっただろ」

蒼桜「…あの人達といるってことは私がヴィランになるってこと＿＿＿それはできなかった」

？「なんでだよ」

蒼桜「弟がいるの。双子の私にそっくりな泣き虫で強がりの可愛い弟……護るって約束したから、だからヴィランにはなれない。」

？「……そうか」

蒼桜「でも、お兄さんに会えたから少しは感謝しなきゃね」

？「あぁ…」

彼女の思いに触れ、彼はどう思うのか……

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

蒼桜ちゃんはこのときはまだ

小学3年生です！10歳です！