【ヒロアカ】双子のヒーローは最強です！Part２ (ページ41)

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蒼桜side

重いまぶたを開け、白い光が入ってくる

白い天井、薬品の匂い…ここは病院？それか保健室？

焦点があってきてしっかりと物の確認が取れるようになって周りを見渡す

というか……

蒼桜「……デジャヴ」

衛桜「第一声がそれか」

顔を覗き込む包帯に巻かれた衛桜の姿

あ、そっか……私、衛桜に負けたんだ

蒼桜「今……何時？体育祭は？」

衛桜「今決勝戦が終わったとこ、優勝は爆豪。次は表彰式」

蒼桜「じゃあ、衛桜は負けたの？」

衛桜「俺は辞退した、怪我凄かったし」

辞退したのか……

蒼桜「ごめん……私のせいだ」

衛桜「馬鹿、お前のせいじゃない」

額にデコピンをしてくる衛桜

痛いぞ、コラ←

衛桜「つか、なんだよ最後のやつ。反則だろ」

蒼桜「凄いでしょ、私のとっておき。頑張って考えたんだ」

衛桜「あれはずるい」

蒼桜「……負けちゃったなぁ、私」

いつの間にこんなに強くなったんだろう

蒼桜「隣を歩く……か」

衛桜「やめろ、恥ずいから」

頬を少し赤らめる衛桜

蒼桜「いつの間に、たくましくなっちゃって」

衛桜「いや、年同じだろ」

蒼桜「私の方が姉ですから」

衛桜「そこ数分の差だろ」

膨れる衛桜に頬が緩む

お母さん、お父さん……衛桜が私を超えました

天国で見てますか？

.

.

.

.

それから表彰式が終わった

相澤「おつかれっつうことで明日明後日は休校だ。

プロからの指名などをこっちでまとめて休み明けに発表する、ドキドキしながらしっかり休んでおけ」

こうして体育祭は幕を閉じた

これから起こる悲劇に気づきもせず……

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次回番外編！

蒼桜ちゃんと“あの人”との出会い編！