【ヒロアカ】双子のヒーローは最強です！Part２ (ページ19)

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蒼桜side

体育祭開始の数分前

私達は1-A専用の控え室で準備をして待っていた

上鳴「蒼桜ちゃん……なにしてんの？」

蒼桜「え？…あぁ、なんか緊張しちゃって」

上鳴「いや、緊張するのはわかるけどさ…なんで爆豪の髪いじってんの！？」

蒼桜「落ち着くために？爆豪くんの髪って見た目より柔らかくて触り心地いいんだ」

上鳴「いらないかなその情報！
＿＿てか、爆豪が文句言わずされるがままなのに一番びっくりだわ」

蒼桜「爆豪くんはツンデレなんだよ、なんだかんだで私に優しいし……ね？」

顔を覗き込めばそっぽを向いてうるせっ、と言われたが手は払われなかった。

うん、ツンデレだ。

蒼桜「それに衛桜のとこに行こうにも今日は別行動だ～って言われてるから行けないし」

上鳴「へぇ～、珍しいこともあるんだな」

ちらっと衛桜を見てみればボケェ～とどこかを見ている様子だった。

轟「＿＿＿＿緑谷」

突然に聞こえた轟くんの低い声に思わずそちらを振り返る

2人が話すところはあまり見たことないから新鮮だ

緑谷「轟くん……何？」

轟「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う」

緑谷「へ！？う、うん」

轟「お前、オールマイトに目ぇかけられてるよな。別にそこに詮索するツモリはねぇが…

＿＿お前には勝つぞ」

はっきりとした声が部屋に響く。

轟くんは出久くんとオールマイトの何らかの関係に気づいたのか…

以前話していた轟くんの過去……

もしかして轟くん、出久くんとオールマイトを＿＿＿＿

上鳴「おぉ！？クラス最強が宣戦布告！？」

切島「急に喧嘩腰でどうした！直前にやめろって…」

轟「仲良しごっこじゃねえんだ。何だっていいだろ」

緑谷「轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのかはわかんないけど…

そりゃ君のほうが上だよ…実力なんて大半の人に敵わないと思う。客観的に見ても…」

出久くん……

切島「緑谷も、そーゆーネガティブな事言わねぇほうが…」

緑谷「でも!!みんな…他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ。僕だって…遅れを取るわけにはいかないんだ

＿＿＿僕も本気で獲りに行く‼」

轟「……おぉ」

爆豪「………っ」

もし2人がぶつかったとき…きっと出久くんなら轟くんを＿＿＿

爆豪くんの髪を掴んでいた手に少しだけ力が入った

そんな私を衛桜が見ていたのに気づかずに…