第20話：訪ねる3 ページ22
地べたに両膝をつき、渡海の顔をじっと見つめる。
ゆるゆると頬を撫でると、思いの他もちもちしている。あとめっちゃ肌綺麗だこの人。
「おぉ…」
Aは思わず感動する。
「んん……」
(やべ)
渡海は僅かに身をよじる。パッと手を放すと、再び寝息が聞こえてきた。
懲りずにまたAは渡海の頬に触れる。うん、めっちゃ気持ちいい。これハマりそう。
(なんか楽しくなってきた)
本来の目的も、先ほど思い詰めていたことも忘れて、Aはなぜか渡海の頬に興味津々だ。
憎たらしいことに、顔立ちはとてもいい。美形。
ただクールというよりは可愛らしいとも思う。
頬を軽くつまんでみると、やはりもちもちしている。
うん、いい弾力だ。
Aは迷走を極めだしているが、ここには眠っている男性と遊ぶ女性のふたりっきり。
ツッコミ役はまずいない。ツッコミ不在の恐怖。
「いやー、バレたら殺されるんだろうな…」
喉から笑いが込み上げる。
スリル満点の遊びだ。もはやAはどこに向かっているのか。
けれど彼女の好奇心は止まらない。ちなみに自分の顔がニヤついているのも分からない。
(そういえば、渡海先生って髪の毛ボサボサだけどモフモフしてるよね…)
すっと渡海の頬から手を放す。頭の方へと移動させようとした。
パシッと音がして、何かに手首を掴まれる。
(あ、)
脳裏には、あの日、渡海に手首を掴まれたあの光景。
「悪魔に捕まってしまった」と、本能が訴えていた。
「―――――――バレてるけどどうする？」
詰んだ。
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K(プロフ) - まきさん» ここにも原作を読んでいる方が…！同士よ…！！ 小説も楽しみにしていただいてありがとうございます！ゆるーい感じで楽しんでやってください！ (2018年5月11日 16時) (
レス) id: ef8449c676 (このIDを非表示/違反報告)
まき - こんにの〜Kさんの、小説大好きです！！私も、原作読了してまして、この小説の次の展開と、ドラマを楽しみにしてます！ (2018年5月10日 21時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - 萌さん» ふおおお、なんと…！！！本当にうれしいです…ありがとうございます(；ω；) えええ！！周りに原作を呼んでいる方が少ないのでとても感激…！！！ドラマも共々に楽しんでやってください…！！！(*／ω＼) (2018年5月5日 22時) (レス) id: ef8449c676 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - こんばんは(._.) K様の小説がとても好きで、初めてお気に入り機能を使っちゃいました！ちなみに、私も原作読了しておりまして、この小説のこれからの展開をドラマとともに楽しみにしております！ (2018年5月5日 20時) (レス) id: ff80283c46 (このIDを非表示/違反報告)
K(プロフ) - 甘楽さん» もったいないお言葉…！！！応援ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！！今後の展開も見守ってやってください(*^▽^)/ (2018年5月5日 16時) (レス) id: 8206d0720a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：K | 作成日時：2018年5月3日 1時
