秘密。 [ym×ar]

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『おはよー』





｢はー｣





俺は涼介の体服に着替えてから自分の教室に行った





自分の席に着くと皆が集まってくる





｢なぁ、今日遊ぼうぜ｣





とか





｢山田くん、お弁当一緒に食べよ！｣





とか、みんな俺を誘ってくれるけど全部断っちゃう





だって、俺はあいつと一緒に登校して下校してデートしたりするし、弁当もあいつと一緒に食べるし





だから、断る笑





『ごめん！俺弟と一緒に帰んねぇーとダメだし、弁当もあいつとだから、ごめんね？』





って断ると皆そっかぁーと言って離れて授業開始のチャイムが鳴る





ぼーっとしてると





｢おい、山田聞いてるか？｣





と、言われたから慌てて聞いてないけど聞いてると答えると





嘘つくなっと、怒られてみんなの笑いもの





まぁ、慣れてるからいいんだけど笑





休み時間、伊野ちゃんとこ行こっかなとか考えたり





涼介来てくれるかなって考えたり、気づくともう授業終了のチャイムが鳴っていた





皆がゾロゾロと外に出て行って廊下は人混みに溢れてて俺は窓からその光景を眺めていると





空いてる方のドアから伊野ちゃんが入ってきた





｢大ちゃん〜｣





ぎゅぅっと効果音がつきそうなぐらい抱きしめてくる笑





『伊野ちゃんどーしたの？笑』





｢別に用事ないけど大ちゃんに会いたかったから来ちゃった笑｣





『来ちゃったって笑』





たわいもない話で盛り上がって気づくと休み時間が終わりに近づいていた





｢んじゃ、また来る〜｣






と、俺に手を振って出ていった笑





伊野ちゃんが来たけどあいつ来なかったなーって寂しいって思う俺がいる、俺はどんなけあいつに溺れてんだろ…笑

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