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廉｢ﾊｧｯ…ﾊｧ…どこまで登るん…？｣
｢もっと…見つからない様なところに…｣
足場の悪い山をスニーカーで登る
もう1時間は登ってるし、頂上がどこかも分からない
なるべく木が沢山生えてて見つからないようなところへ…
｢あ…！廉君あそこで一休みしよう！｣
ボロボロの小屋がぽつんと建っていた
近寄ってみると人の気配はなく、扉も開いていた
｢廉君ちょっと待ってて、私中見てくるから｣
廉｢俺も行く｣
｢え？でも…｣
廉｢さっきより頭痛は治まったから｣
｢そう…？｣
2人で中に入ると
そこには何も無く、布切れや葉っぱなどが散らばっていて埃っぽい
でも雨風は防げるし、GPSで場所がバレててもそうそう来れる場所じゃない
私と廉君は身を寄せて一息ついた
空はもう暗くなり始めていてお腹も空いたし体もボロボロ
なんだか眠くなってきてしまった
｢廉…君…｣
私は睡魔に負け落ちてしまった
続く
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作者名：杏珠 x他1人 | 作成日時：2021年1月28日 20時
