One Kiss【桃】 (ページ5)

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重岡side

重｢小瀧、あんな…俺Aの事好きかも｣

なんてもちろん嘘

小瀧を告らせるための作戦や

俺がAのこと好きやと知れば俺に取られるって焦って告るやろ

完全なる善意でやってあげとるんやからな！とっとと告れ！絶対成功なんやから！

っと思いながら小瀧の顔を覗くと案の定ポカンとしとる

よっぽどの衝撃やったんやな(笑)

重｢やから俺に…小｢そうやったんやな、気付かへんくてすまん…Aもしげの事好きやと思うで｣

小瀧…怒っとるん？

重｢ちょ、待ってや!!｣

俺の言葉を無視してどこかへ行ってしまった

重｢Aはお前が好きやっちゅーのに、ほんまにどいつもこいつもアホやな…｣

2人して鈍感レベルやあらへんわ!!!

超超超鈍感や！

ほんまに手が焼けるやつら…

・

小瀧side

～放課後～

小｢なぁ、雪橋さんっておる…？｣

女｢小瀧君!?冬乃ならそこに…｣

雪｢小瀧君…どうしたの？｣

俺は雪橋さんを呼び出した

小｢今朝の返事…やねんけど｣

雪｢あ、うん…｣

・

小｢よろしくお願いします｣

雪｢ほ、ほんとに…？｣

小｢おん｣

雪｢ありがとう!!｣

ヤケになった俺はAを忘れるために、しげを幸せにするために

雪橋さんと付き合うことにした