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あの後何度も重岡君の考えを教えてもらおうと粘ったが、秘密と言われてしまった
重岡君も私も帰宅部で、家がそこそこ近いので一緒に帰ることになった
こんな日は時々ある
女友達ももちろんいるけど、家が真逆な子が多いからのんや重岡君と帰ってる
重岡君はなんだかんだ優しいからいつも家まで送ってくれる
そのおかげで一時期私と重岡君が付き合ってるって噂されたこともあった(クラス内だけで収まったけど)
「今日は海辺まで行こっかな」
私の家は海に近いところに位置している
だから小さい頃はよく私の家族とのんの家族で海に遊びに行っていた
懐かしいな…
まぁ海に近いこともあって地震が来ると津波にいつもビビってるんだけどね
でも夏の夕方の海辺は最高だよ
夕陽に照らされて輝く海…もう最っ高
重「俺駄菓子屋でアイス買お〜っと」
「ずるい!私も買う!」
海に近い駄菓子屋に2人でアイスを買って、砂辺でアイスを頬張る
あ〜浄化される〜
隣がのんだったら…
なんて、重岡君に失礼かな
重「チョコミント美味し…」
なんも考えてなさそうだからいっか
「いちごうんまぁ…」
これぞ青春!
再来年には私社会人なのか〜
大学行く気ないし
高校卒業したら、のんと会う機会少なくなるよね…
そろそろ勇気出さないとなぁ
?「おーいしげ、A〜」
後ろから声をかけられ、2人で振り返ると
重「小瀧!」
「なんで?部活は?」
小「サボった(笑)」
重「アホ!サッカー部の顧問バリ怖いのに何しとんねん(笑)」
小「大丈夫やって!それよりなにしとん?」
「ここの景色見に来た!」
小「Aここ大好きやもんな(笑)」
「ほんと好きなんだよね〜」
重「その好きを小瀧に向けろや!(小声」
「はぁ!?無理!(小声」
小「???」
重「ほな俺帰るわ〜、小瀧こいつの事送ってやり」
小「おん?」
うわっ、逃げられた!
小「A行こか?」
「…う、うん」
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作者名:杏珠 x他1人 | 作成日時:2020年5月17日 14時