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重岡side
重「ん…」
「しげ!大丈夫!?」
重「A…?」
「ここは病院だよ、しげが倒れたから私が救急車呼んで…それから…」
重「なんで泣いとるん…?(笑)」
Aの頬を左手でさすり、涙を拭った
「だって…ッ…しげが急に倒れたから…!(泣)」
重「心配してくれてありがとう、大丈夫やで」
「…先生から聞いたよ、足が動かなくなるって」
重「聞いたんか…」
「先生はしげのこと前から知ってるみたいだったけど…どうして?」
重「俺ここの病院に前まで通院しててん」
「え…?なんで?」
ついに、Aに言う日が来た
もっと先かと思っとったけど
しゃあないか…
重「俺な、中学の時女子にいじめられとってん」
「いじめ…?どうしてしげが!?」
重「中3の頃…受験シーズンの時に1人の女子に告られた、"重岡君と一緒なら受験も頑張れるし、お互い支えて志望校合格しよう"って言われたんやけど、その子のことあんまり好きやなくて断ったんや」
「うん…」
重「その後俺は志望校に合格したけど、その告ってきた子は落ちた…そこから俺と同じ高校に受かった同じ中学の女子が一斉に俺を責め始めてん。"重岡のせいであの子が落ちた、告白も断られて可哀想"って」
「そんな…しげ悪くないじゃん」
重「俺も最初は反論してたんやけど、俺に対してのいじめがひどくなってきて、終いには学年までその話が広まって俺の居場所は無くなった…そしてあの日がやってきたんや」
「あの日…?」
重「いつも通り学校に行く途中で、信号待ちしとってん、そしたら後ろから誰かに押されて俺は軽自動車に轢かれた」
「え…、じゃあその足は…」
重「そう、その時の後遺症で足が動かんくなった」
「こんな時間差で…」
重「そうみたいや、俺は怪我が足だけで済んで良かったと思っとる、下手したら死んでたからな」
「そうだけど…ひどすぎるよ…訴えるべきだよ!!」
重「その頃の俺は訴えとる暇なんてなかった…そのいじめのおかげで女性恐怖症に陥ってたから」
「女性恐怖症…あ、私に初めて会った時…」
重「そ、手を繋ぐの気にしてたやろ?あの時もまだ完治しとらんくて…」
「ここの病院に通院してたのって、足の事と女性恐怖症の事で?」
重「せやで、足より心が重症でずっと精神科でカウンセリング受けてた」
「だからか…」
重「それで…なんやけど」
「なに?」
重「俺と過ごすのはやめにせぇへん?」
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赤い天使(プロフ) - 完結おめでとうございます!めっちゃいいお話でした! (2020年5月16日 11時) (レス) id: bc3d7dc988 (このIDを非表示/違反報告)
赤い天使(プロフ) - 杏珠さん» 今回の作品もめっちゃ面白いです!!こらからも頑張って下さい! (2020年2月16日 17時) (レス) id: bc3d7dc988 (このIDを非表示/違反報告)
エマりん - いいですねー!あっ私作品作ってるから読んでくれない?ジャニーズだから(笑)スノスト学園と仲良し芸能界です!!感想は向こうで!高評価お願い!! (2020年2月16日 15時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
杏珠(プロフ) - エマりんさん» ジャニーズWESTの重岡推しですよ〜 (2020年2月16日 15時) (レス) id: 4d20b4f7a7 (このIDを非表示/違反報告)
エマりん - 一番好きなジャニーズのグループと名前を言ってください!(笑) (2020年2月16日 15時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏珠 x他1人 | 作成日時:2020年2月16日 14時