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次の日


中「そんなことが…」

「顔は暗くてよく見えませんでしたが、声は独特で若いです」

高「美味しいと思わへん?って聞いてきたんですよね」

「うん」

高「それって犯人は血を美味しいと思ってるから聞いてきたってことですよね」

「多分…」

高「先輩は美味しいと思いました?」

「よく分からなかったな…」



突然のことだったし、味はあまり覚えてない



でもただの血だし鉄の味だろうけど





高「犯人はやっぱり吸血鬼なんじゃないですか?」

中「吸血鬼は架空の怪物やん、おるわけないやろ。血が美味しいと思っとる変人に決まってる」


「いっ……」

また頭痛だ…



最近多くなったな…









〜夜〜


「お疲れ様でした」




夜道を歩いていると、また気配を感じた


昨日と同じ感じがする





近くにいる…




「…誰」


?「もう!俺のこと忘れたん〜?」


「あなた…本当に誰?私の名前をどうして知っていたの?」

?「え〜俺ショック〜ほんまに忘れとるやん」




彼は被っていたフードを取った



その瞬間、電気が走ったような頭痛がした




「痛ッ…!!」


強い衝撃で、うずくまってしまった



?「あ〜なるほどね、頭痛いん?」

「触らないで!…私から離れて」



頭が痛い中、私は男の顔をしっかりと見た

私の記憶にはない顔

会ったことはないはずなのにどうして…




?「そんな拒絶せんでもええやんか〜」


「貴方が…私の両親の血を吸ったの…」


?「多分な」

「は…多分…?」

?「俺、血吸ってる間の記憶あんまりないねん…よくわからんけどな」



記憶がない?





?「それよりさ、俺のこと警察は捕まえようとしとるん?」

「当たり前じゃない、大勢の女性の血を抜いて殺したんだから」

?「しゃあないやん、人間の血美味しいし生きるためや」

「貴方はなに者なの…!?」

?「内緒、自分の力で考えてや!そっちの方が楽しいやろ?」




こいつは…楽しんでるの…?







?「ほんまはあこちゃんの血、今すぐ飲み干したいんやけどな〜美味しそうな匂いするしすっごく味濃そう」




男は私の首筋に鼻を近づかせた



「吸血鬼…なの……?」

?「さぁ?どうやろな」








彼はまたニヤッと口角を上げ、去っていった

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杏珠(プロフ) - 赤い天使さん» ありがとうございます!続編もぜひ見てください!^^* (2019年9月29日 10時) (レス) id: 4d20b4f7a7 (このIDを非表示/違反報告)
赤い天使(プロフ) - 続編楽しみにしています!続編でも更新頑張って下さい! (2019年9月28日 21時) (レス) id: bc3d7dc988 (このIDを非表示/違反報告)
赤い天使(プロフ) - 杏珠さん» 見ててくれたんですね。ありがとうございます。私も更新頑張ります!お互い頑張りましょう! (2019年9月21日 18時) (レス) id: bc3d7dc988 (このIDを非表示/違反報告)
杏珠(プロフ) - 赤い天使さん» ありがとうございます(´;ω;`)赤い天使様の作品拝見させていただいています!とても面白くて好きです!お互い頑張りましょう^^* (2019年9月21日 17時) (レス) id: 4d20b4f7a7 (このIDを非表示/違反報告)
赤い天使(プロフ) - 小説の作り方上手いですね。私も小説を作ってます。小説の作り方が上手い方では無いので羨ましいです。これからも更新頑張って下さい! (2019年9月21日 16時) (レス) id: bc3d7dc988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏珠 | 作成日時:2019年9月7日 21時

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