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次の日
署に入ると、大きな声が響いていた
重「おい!離せや!!」
「大毅!?」
中「藍野、ちょっとこいつ押さえてくれ」
「なんでここに!?」
高「私、昨日先輩に会ったあと見たんです。先輩がこの人といるところを。この人が犯人だってすぐ分かりました」
「ち、ちょっと待ってよ、無理やり連れてきたの!?」
重「朝俺が家におったらこいつらが入ってきてん!日に当たったらあかんのに…」
大毅は長袖のパーカーでフードをかぶっていた
中「今家宅捜索もしとるから俺らもそっちへ向かう」
「私は大毅と話をさせてください」
高「じゃあ行ってきます」
バタン
重「ったく、ほんま警察は強引やな」
「昨日渡された本、読んだよ。大毅は吸血鬼なんだよね…?」
重「ここまで来たら隠しても意味無いな」
「大毅は吸血鬼が人間になる方法知ってるの?」
重「おん、知っとる」
「それって…」
重「好きになった人間の血を全て飲む」
「え……」
重「俺の両親もそれを実行して人間になった…吸血族の血を捨てて。やから吸血族の末裔は俺とあこちゃんだけ」
「大毅も人間になりたいの…?」
重「せやな、人間の方が楽やからな。朝も活動できるし、人をわざわざ殺して食事することもないし、なにより死ねるし」
「死にたいの?」
重「おん、吸血族は不老不死や。死ねないほど苦しいことはないやろ、生き地獄やん」
「そ、か…」
「大毅は好きな人いるの?」
重「おる、でも人間かどうかは微妙」
「え、微妙ってなに」
重「吸血の血が混じってるから」
「そ、それってもしかして……」
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杏珠(プロフ) - 赤い天使さん» ありがとうございます!続編もぜひ見てください!^^* (2019年9月29日 10時) (レス) id: 4d20b4f7a7 (このIDを非表示/違反報告)
赤い天使(プロフ) - 続編楽しみにしています!続編でも更新頑張って下さい! (2019年9月28日 21時) (レス) id: bc3d7dc988 (このIDを非表示/違反報告)
赤い天使(プロフ) - 杏珠さん» 見ててくれたんですね。ありがとうございます。私も更新頑張ります!お互い頑張りましょう! (2019年9月21日 18時) (レス) id: bc3d7dc988 (このIDを非表示/違反報告)
杏珠(プロフ) - 赤い天使さん» ありがとうございます(´;ω;`)赤い天使様の作品拝見させていただいています!とても面白くて好きです!お互い頑張りましょう^^* (2019年9月21日 17時) (レス) id: 4d20b4f7a7 (このIDを非表示/違反報告)
赤い天使(プロフ) - 小説の作り方上手いですね。私も小説を作ってます。小説の作り方が上手い方では無いので羨ましいです。これからも更新頑張って下さい! (2019年9月21日 16時) (レス) id: bc3d7dc988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏珠 | 作成日時:2019年9月7日 21時